建築以外の手法の引用 Method quote

~  編集中  ~

このページでは提案要素ごとに参考作品をカテゴライズを行っています。

​対象作品は全国建築学生賞、全国卒業設計賞、JIA修士設計展、トウキョウ建築コレクション、せんだいデザインリーグ、荒レンガ卒業設計展、全国合同設計展、中部卒業設計展、ディプロマ京都、デザインレビュー、長谷工コンペティション、ダイワハウスコンペティション、ERI学生コンペ、大東建託コンペティション、フューリックコンペティション、パブリックスペースコンペティションです。そのほか、関連の動画、書籍、雑誌、建築物もカテゴライズを行い、最大級最先端、最高技術の建築設計プラットフォームを目指します。

歌川広重「東海道五十三次」におけるエレメントのバトンリレーの
手法化とその応用

作品概要

 「それぞれのエレメントが周囲の事物と連なって、読み手の認識を何度も書き換える」歌川広重が55枚の冊子として手書けた東海道五十三次を読んだ時に感じた空間体験を設計に応用することで、ぶつ切りになった都市を認識の中で紡いでいけるのではと思い修士設計のテーマに選びました。

 作品の構図をつくるエレメント達の「別のエレメントの一部のみを見せて奥行きを示唆するもの」を「object」また、「見えない断片を読み手の頭で補正させるもの」を「subject」と分類し55枚の移り変わりの手法を【板付き】【アテ残し】【はけ】【フェードイン】【フェードアウト】【配置換え】【明転】と名前をつけ7つのパターンに分けました。

 都市空間に散らばるエレメントも五十三次のようにobjectととsubjectとsubjectの関係がないだけで、これらの関係へと編集する建築を計画することで、周囲を間接的に変えていき、「都市を人が体験するのではなく、人が能動的に都市を発見し体験する」そんな世界をえがく端緒になるのではと感じました。

山を登ることと建築

作品概要

 山を登ることと建築をつくることにどこか関係があるように感じ、これらの類似性を研究した。その中で「山を登ること-収集・整理-」と、「建築をつくること-設計」という二つの実験を行った。 「収集・整理-山を登ること-」から始まった制作だが、設計をしながら事例を収集し、整理しては設計をするというように、二つの実験を並行していた。そのため、2部構成としているが、見る順序に決まりはない。
 「建築をつくること」では、山小屋を装備品の延長として捉え、運搬施工の容易な規格と工法でつくられる5年間の建設プロジェクトを提案した。「収集・整理-山を登ること-」と平行しながら、“山を登ること”を建築とした時、どのような設計ができるのか、パッキングをするように、工法・増築方法・素材を一つ一つ選択、優先順位をつけながら進めた。
 「山を登ること」では、山を登るという行為に類似するデザインを日常生活から極地建築に至る幅広い範囲から収集し、いくつかの視点から整理をした。山を登ることがなんであったか、考えるためのツールでもある。設計を行いながら生まれた問題に対して、これらの事例や価値観を用いて、何を優先し、どう選択しデザインするのかを引き出すための辞書として用いる。
 この制作は、山という様々な制約を持つ環境の中で設計を実験的に行うことで、本質的な建築のあり方や構成の方法を探った履歴である。

詩的言語の翻訳 - 統辞とコンテクストの相互作用による空間の詩学を目指して -

作品概要

建築や音楽を形容する際しばし見受けられる‘詩的’という言葉は、精神及び身体的な感覚を通して理解されるものの、その本性が一体何であるのかは明確に示すことは難しいと思われる。
詩の概念は文藝批評の分野において、言語構造のコード(統辞)とコンテクストの二項対立にみられる緊張や曖昧性から導き出されている。一方で建築の詩的要因の一つとしては、空間的継起にみられる物質的な構成要素の位置関係及び、それらの時間的継起に伴うリズムにあると思われる。このような建築の物質的な構成要素の配列規則は統辞と呼ばれている。
本設計は、自立した統辞とコンテクストの二項対立より導かれる詩の概念を建築空間に援用することで、建築空間における詩学の一旦を目指したものである。
そこで、モデュールによって構成された日本近代住宅の統辞をコンテクストと関連づけて抽出し、その構造を設計に転用することを試みた。
本設計の特徴は言語論を援用し、言語構造を空間に翻訳する設計方法を提示した点にある。この言語構造の空間への翻訳は、言語の句構造規則であるsvoなどの不規則生を持たない規則を、均一のグリッド空間に翻訳し、そのグリッド空間に、移動・反復・重ね合わせ・欠き取り・刳り貫き・挿入といった変形操作をコンテクストとの関係の中で適応させたものである。

映像作品におけるモンタージュ理論の表現効果に着目した建築設計提案

作品概要

1920年代、ロシア・アヴァンギャルドによって映画の世界に革命が起きることとなる。ソ連の映画監督セルゲイ・エイゼンシュテインは、認知心理学の実験であるクレショフ効果をもとに、モンタージュ理論という映画の編集方法を発明し、観客のイメージと記号としての被写体の像を衝突させることによって映画内ストーリーの構築に成功した。

現在、映画と建築の関係が語られるとき、画面内と空間の造形性に主眼が置かれる。しかし、本研究ではエイゼンシュテインのモンタージュ理論を参照し、形には現れない利用者のイメージや感性を建築構成の一部として見直すことで、新たな設計方法論の展開をめざし、映画的建築のあり方を模索していく。

はじめに、エイゼンシュテインの言説より、1.メトリック・モンタージュ、2.リズミック・モンタージュ、3.トーナル・モンタージュ、4.知的モンタージュそして5.オーバートーン・モンタージュという5つの手法を抽出し、分析によってその具体的な特徴を言語化した。そしてこの映画的言語を建築的言語へと翻訳し、それぞれを集合体として構成することによって、意味、文脈、光、動線、知識といった利用者が抱くイメージ・感性を無意識のレベルで刺激する建築空間の設計を行った。

書と建築

作品概要

幼少期から約十五年間続けていた「書道」とそれからバトンタッチするよう学び始めた 「建築」。この二つの間に何か通じる感覚を覚えたことがこの修士論文のはじまりです。

論文においては書と建築のつながりを見出すことを大きな目的としました。書と建築をともに「造形」と捉えると、その二つは中世日本における中国からもたらされた「型の崩し」と、近代化以降に見られる「型の見直し」というふたつの大きな流れの中でつながりあうことを捉えました。

造形は「風土」から大きな影響を受けると考えます。また、風土はそれを享受する人々の「美的嗜好」や「自然観」を形成するとも考えます。

そして現在の私たちを取り巻く風土には、” 簡略化・均質化された造形 ” いわば ”「手」や「型」から遠のいた書や建築 ”、が溢れてきていると感じます。

そこで私は書と建築の多くのつながりの中から重要だと感じる8つの点を拾い上げ、それらをヒントに設計提案敷地の選定、配置計画、建築設計に展開し、書をかくように建築を配置し、文字をつくるように建築を設計しました。

舞の軌跡
- 軌跡の記述による建築提案 -

作品概要

人の動きは細かく見えにくく、常に動き続けるので形に残らない。しかし、踊りや舞は、動きのパターンを決め皆が同じ動きをする事や、音楽を使い、人に何かを動きで表現する事も出来る。

今回、私は能の仕舞に注目した。仕舞は現在の日常生活にも使われていると言われており、ふるまいも仕舞から言われるようになった。本研究では実際の舞う人の動きを形にして建築化していく。 人の身体スケールからできる建築設計の提案である。目的は人の動いた形が様々なスケールになり、それに合わせた機能に出来る事である。

動きは、現在の人の行動にも現れる、振る舞いの根源である、能の仕舞をとりあげた。能の話では、中でも仕舞のもとの型が使われる「熊野」の話をとりあげる。仕舞では話の「前半」、「後半」で話が別れておりそれぞれ「悲しみ」「喜び」と話の展開が異なっている。その前後の舞の違いを研究対象とした。
そして、前半、後半それぞれの仕舞の動きを一秒ごと記録した。その記録を基にして形を作り、前半、後半2つの形を分析、2つの形それぞれの変型を行い、変型した形を使い設計していく。

設計は、日常的に振る舞いが行われる住宅と対象的なより多くの空間がある美術館2つを計画する。

これらの2つの形の違いや、形の変型から様々な建築の用途に応用し、仕舞の動きにあわせて機能を入れる事で、一つとして同じ空間はなくなり、人々のその建物での行動が増えていくのではないか。

意味の円環

ル・コルビュジェの白の時代の建築作品を体験し、「白の時代」を代表する作品であるサヴォア邸で、家具が「目立って」いる印象を受けた。統一されたような、しかし混濁したような様々な家具に向かって意識が引っ張られていくような感覚を受け、興味を覚えた。また、このような感覚はル・コルビュジェの絵画作品にも感じられ、ル・コルビュジェの絵画と建築とが、同様の空間の質を持っているように思えた。
ル・コルビュジェの白の時代の建築作品と同時代の絵画に描かれた様々な構成要素(=objet-type)が組み合わさることで現象する「相互作用の網」によって、構成要素の「形態」と「機能」のもつ意味が変化し続けていく(意味の円環)空間の構成法を自らの設計手法とし、一軒の住宅を設計した。長く続く「床」と様々な大きさを与えた「窓」としてのヴォリュームを「形態」が重なるように組み合わせることで、「床」は、「窓」との高低差によって「机」になり、「天井」になり、「長椅子」になり、「キッチンカウンター」へと変化し「機能」を互いに定義しあう状態となる。「床」の意味が、解釈の中で無限にクルクル回りながら変化し、定着しないような状態を生み出すこ空間に想像上のひろがりを感じ取ることができる、新しい距離の概念を生み出すことを意図した。

運動する空間 ~面の構えと表情による空間表現の可能性~

あらゆる芸術においてそれぞれの持つ次元を超えた表現手法を探ることは、大きな課題の一つである。
 ブックデザイン、グラフィックデザイン、絵画、建築と幅広い分野での創作活動を行い、絵画における立体表現手法の3次元空間への応用を「プロウン」と名付けた連作を通して様々な実験を行ってきたロシア構成主義者の一人、エル・リシツキー(1890-1941)に着目する。リシツキーは「人が行動することで対象の見えは刻々と変化し、その結果、空間とは固定されたものではなく変化する経験の中にこそリアリティが存在する。」と述べ、環境と主体の動きによって経験そのものを対象とした類を見ない空間表現の展開を行い、独自の理論、空間表現の手法を示した。しかし、建築プロジェクトにおいて、リシツキーのデザインしたものは一つも実現されていなため再考の余地は残されているものと考えられる。
 本研究では、絵画作品である「プロウン」や実現されているリシツキーの展示空間デザインの分析を行うことで、新しい空間表現手法の可能性を探り、その結果をもとに具体的プロジェクトとして提示することを目的としている。

24の修辞法から広がるイエ
 コンセプト ~

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