生き物・生態系と建築 Creatures / ecosystems and architecture

~  編集中  ~

このページでは提案要素ごとに参考作品をカテゴライズを行っています。

​対象作品は全国建築学生賞、全国卒業設計賞、JIA修士設計展、トウキョウ建築コレクション、せんだいデザインリーグ、荒レンガ卒業設計展、全国合同設計展、中部卒業設計展、ディプロマ京都、デザインレビュー、長谷工コンペティション、ダイワハウスコンペティション、ERI学生コンペ、大東建託コンペティション、フューリックコンペティション、パブリックスペースコンペティションです。そのほか、関連の動画、書籍、雑誌、建築物もカテゴライズを行い、最大級最先端、最高技術の建築設計プラットフォームを目指します。

馬と暮らす旧城下町再生の提案的研究

作品概要

 本研究では、遠野町家を軸にした都市構造の骨格と、市街地における馬と暮らす文化の再生を目指し、「馬と暮らす旧城下町」を形成するための第一歩の計画を行う。遠野市街地に多くある「遠野町家」には、路地(ロウジ)という通り土間や、背割り道路という独特のコミュニティ空間が存在した。それらは形としては残りつつも、固有の使われ方や空間性は失われつつある現状にある。同じく鎌倉時代から脈々と続く伝統的な馬との暮らしという文化も時代とともに、衰退していく状況である。この現状を踏まえ、そのままでは価値を認知されずに終わってしまう建築や街の特徴的な空間を活用し、遠野の街中で馬が人とともに暮らしている環境を再生させる。具体的には、「馬の歩くグリーンパス」「馬のためのオープンスペース」「馬と暮らす建築」の3つの提案によって、市街地のインフラと建築を整備し、長期的な計画によって、人々の生活が馬と共に有機的に循環する環境を目指す。本提案は、遠野町家が代表する「形ある遺産」と、路地や背割り道路といった遠野固有の「生活文化の遺産」これらを、遠野に古くから馴染む伝統である「馬との暮らし」を使って継承・再構築し、これらの魅力的だが認知されにくい「価値」を、どのように主張し一般に広く知らせていけるかという実験的な提案である。

生物から建築する
- 新潟県上堰潟公園における自然体験施設の提案 -

作品概要

生物の形態や仕組みはとても興味深く、古くから多くの建築家が関心を寄せてきた。「アール・ヌーヴォー」から始まり、モダニズム建築の中でも生物の形態を建築に用いるものや、生物の機能や法則を建築に落とし込むものがあった。現代にあっても建築と生物との関係が見える建築は多く、人々は今尚、生物から形態的な美しさや構造、空間を見出そうと試みている。また、建築自体が生命化し、人と建築の呼応を目指すものも出てきている。

これらの建築をいくつか取り上げ、分析をおこなったところ、9つの類型(1.装飾 2.建築構成 3.インテリア 4.外観 5.構造 6.環境 7.3次曲面 8.成長する建築 9.動的建築)に分けることができた。これらから生物をモチーフに美しさや構造、設備、人の流動性、建築の生命化までも見出すことで、建築の新たな関係性を導出できるのではないかと考えた。

そこで私は新潟県新潟市の上堰潟公園を対象に生物を参照し、上記の類型に沿った4つの自然体験施設の提案をおこなった。(1.葉っぱを参照した休憩所 類型:6 2.水草を参照した観察デッキ 類型:5 3.鳥の翼を参照して学習施設 類型:5 4.貝を参照した展望塔 類型:2)

生物と関連づけて建築を考えることにより、建築空間や構造などの創造に大きな幅をもたせることができた。またこれが今後の建築の空間構成や建築技術または建築自体の広がりに繋がっていくことを期待したい。

都市と自然の再構築
- アズマヒキガエルを指標とした善福寺川流域モデル -

作品概要

庭にヒキガエルが来なくなった。両生類は、環境変化に弱く、近年カエル類を環境指標生物とする動きが定着してきている。人間に近しいヒキガエルの減少は、生態系にも悪影響であるが、同時に都市が緑に乏しく環境が悪いことを示している。また、都市の緑地は点在しているが、生態系には本来線状の繋がりが必要なのである。そのため本計画では、アズマヒキガエルを指標として地続きを創出する7つの手法を提示し、手法から自然と共存する住宅モデルの提案を善福寺川流域を敷地として試みる。敷地選定理由としては、東京都23区において生態系が辛うじて維持されている連続した緑地帯があり、護岸で固められた川を再生する市民活動があることが挙げられる。この手法が流域全体へ適用されると、葉脈状に地続きが広がり、雨水の地面への浸透や利活用によって、下水への流入が減るために川の治水と水質改善に寄与できるため、川を再生することができる。住宅モデルは、地続きを創出する手法を考慮しながら、基本モジュール化を行い、このモジュールを浸水域である敷地へ適用し、川と減築の関係を提案している。実現に向けては、護岸で固められた川を再生する市民活動ならびに自治体とも連携してゆく。本計画を川に沿って地続き状に都心へと展開することにより、都市と自然を再構築してゆくことができるという構想をもって本計画の展望とする。

猫が空をながめるみたいに

街をいちばん楽しんでいるのは猫であると考え,猫の視点から考えられた集合住宅を提案する.この集合住宅は1R〜3LDKの住戸の各部屋を,1〜6階の塔として垂直に重ねることで構成され,ひとつの塔がひとつの住戸となる.このように構成することで住民は1階から屋上までの空間を獲得し,気分によって過ごす場所を選びながら暮らすことができる.それはまるで猫が塀に上って陽だまりを探すように,彷徨いながら心地よい居場所を探す暮らしとなる.1階の暗がりにカップルがいたり,3階の陽だまりで読書をしたり,公園とシームレスにつながる屋上でヨガをしたり.あらゆる風景が混在し,暮らしに多様な選択肢があることに「街っぽさ」を見出した.

小さき他者との建築

現代建築による人の生活はゾウリムシのように単純だ。ゾウリムシは前進してぶつかれば方向転換し、それを繰り返すことで食物にたどり着く。人も同じように、起きて仕事に出かけ食事をし、帰宅し、夜に眠ることを繰り返す。それは建築が人の住むことだけのためにつくられているからだろう。かつての生活は人だけではなく、周辺の環境や生命と共存することで豊かな生活を送っていた。それら「小さき他者」と出会って共存することで、生活感覚を変える集合住宅を提案する。

ケモノミチノマチ

「径」をインフラとしての大きな視点ではなく、人や動物が動き出す小さな一歩から考えた。
移動経路として便利な場所を、人や動物が長い年月をかけて通ることで生まれる獣道のように、人や動物や植物の意志が反映された「径」のある街をつくる。
アスファルトの代わりに、保水性パネルやヤシガラマットなどを織り交ぜながら土や草を敷き詰める。
それにより人や動物が通る「径」が自然に顕在化されていき、風景をつくっていく。
街に獣道ができることで建築の振る舞いも変化する。減築をしてできたピロティを街に開放し、人びとが集まれる場所をつくる。使われていない部屋を温室やテラスとし、生活の幅を広げていく。
獣道という考え方で人や動物の活動を顕在化し、建築と街の繋がりをつくることで、長い時をかけて「径の生まれる街」となっていく。  

養蜂のいえ

敷地は京都府京都市。大通りに面しては中層のオフィスが建ち、その隙間に町屋が残存する。新旧の建物が混在した街において、分断されたものを再びつなぐ媒体として、蜜蜂と共存する家を提案する。京都は緑被率が高いが、都心部では自社や個人所有の小さな緑地が多く、人の目に触れない。蜂はこれらの緑を見つけ出し、人と緑の豊かな関係を間接的につくりながら京都味の蜜をつくる。蜂は採蜜の際、高く飛び上がり花に降下する習性があるため、養蜂小屋を上層部に取ることで人と蜂の動線を分け、蜂蜜を提供する喫茶室を1階に、住居を2階に設ける。たくさんの蜂を飼うことで植物の活動が促され、鳥なども集まるようになり、近隣の屋上を含め緑化が進む。ビルの隙間でありながらも、緑と生物が身近にある住環境へと変容していく。 

BUG's LIFE(蟲+人)
鶏舎とスキマの境界群
 コンセプト ~

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