自然と建築 Water and architecture

~  編集中  ~

このページでは提案要素ごとに参考作品をカテゴライズを行っています。

​対象作品は全国建築学生賞、全国卒業設計賞、JIA修士設計展、トウキョウ建築コレクション、せんだいデザインリーグ、荒レンガ卒業設計展、全国合同設計展、中部卒業設計展、ディプロマ京都、デザインレビュー、長谷工コンペティション、ダイワハウスコンペティション、ERI学生コンペ、大東建託コンペティション、フューリックコンペティション、パブリックスペースコンペティションです。そのほか、関連の動画、書籍、雑誌、建築物もカテゴライズを行い、最大級最先端、最高技術の建築設計プラットフォームを目指します。

ギャップのマージ
-中国十堰市のバイエルヘ川の公共空間と施設の生態学的活性化-

作品概要

Baierhe川は、中国の十堰市の直線的な中央部を流れています。 急速な都市化の間に、それはまっすぐにされ、コンクリートで舗装され、純粋な洪水放流インフラになりました。しかし、水路の広さを考えると、過酷な街並みは市民の日常生活と自然との関係を完全に断ち切っています。 それは、物理的および社会的に、都市のギャップになりました。したがって、バイエルヘ川の活性化のために、より敏感で生態学的な戦略が提案されるでしょう。 現在の洪水放流機能を維持し、そのギャップをより質の高い公共空間や施設に変えることを目的として、下流の水路に沿ったさらなる運用の可能性を生み出すための代替アプローチとして、上流地域に追加の拘留公園が提案される。

都市の中の自然と呼応する建築
- 江東区における公園と建築の構成関係の再考 -

作品概要

 人工的に空間を構築する建築に対して、人為が加わらない自然は対立する概念であるが、それ故に建築は自然との関係によって成立しているとも言える。本計画は、空間構成の視点から、建築と自然との関係の分析と考察を通して、双方が共存する建築空間の設計提案を行うものである。

 まず、近年の建築作品に関する分析を通して、建築が自然に依存したり、双方が対等に扱われるような構成関係を見出し、さらにプロジェクトの対象地とした東京都江東区の調査によって、公園・親水公園とその周囲の道および建物との配置関係を図式化し、その特徴を捉えた。

 それらの分析に基づき、特徴的な環境をもつ敷地を4箇所選定し、その場所の空間的性質を活かした空間構成の手法を導き、建物の設計を行った。それらの設計は、建物ヴォリュームが道路と自然環境(公園)の境界を空間化し関連づけるような役割を担ったり、動線に沿って自然的要素を建物内に引き込んだり、水平方向の配置関係を垂直方向に変化する空間として展開したり、自然環境の縁を人の居場所としてしつらえ身体スケールで馴染ませたり、といった設計手法によるものである。

 都市空間における自然と建築の関係を再考したこれらの設計は、建築が自然に呼応し共存する新たな空間の提案である。

敷居を跨ぐ植物
- 植物を設えた住空間の研究 -

作品概要

建築に付随する植物が、屋上緑化や壁面緑化など、屋内から見ることの出来ない位置に施されることに疑問を感じる。居住者と植物の距離は、視覚的つながりから温熱環境的な遮断へと偏っている現状がある。そこで本研究では住空間と植物がより密接な関係を持つ建築空間を追求する。植物のための主たる空間は一般に庭として定義されるが、庭にも日本古来の町家形式に見受けられる坪庭のように植物と住空間が近接する関係もある。そして本研究では、植物を設えることで屋内外を曖昧にさせる空間構成手法に着目することにする。まず植物を設えた住空間を分析し、8パタンの空間が定義できることを発見した。設計提案は屋内外がグラデーショナルに連結する戸建て住宅である。植物を設えることで屋外から屋内への移動が明確に認識できないような、あるいは外に出たと感じたらそこはまだ屋内、というような体験を持つ地下の住宅である。地上からは屋根だけを視認することが出来、居住者は建築の全貌を見ることは無い。住戸へとアプローチする空間さえも曖昧になる。ここでは植物は床、壁、天井などの空間構成のための建築部位とフラットに扱われており、人と植物の距離はすごく近い。

久屋大通公園における環境型雨水調整施設の提案
- 水循環に接続する建築・インフラ・ランドスケープデザインの混成型空間の提案 -

作品概要

近年圧倒的な勢いで増加し続ける雨水。
都市の水害に対するレジリエンスの必要性が求められる中で、現在の水系インフラに頼る水処理システムでは大幅に追いついていないのが現状である。対策として、水系インフラのみに水処理を頼る都市の「線的な水処理」の仕組みから、 個々の敷地で水をオンサイト処理する『面的な水処理』の形を考える。
元来、都市は建築・インフラ・ランドスケープデザインを平面から描く「Master-plan」が一般的であった。一方で水循環や環境的側面は平面でなく、その効果や動きは断面上に現れる。そこで、3つの要素を水循環に接続する形で断面から描き、効果を示した図面『Master-Landscape』と呼び提案を行う。
敷地は、水環境から最も遠く雨水の 排出のほとんどを水系インフラに頼る名古屋市、その中でも雨水が集結する久屋大道公園(2km に渡る地上部の公園、地下3層の商業・交通系インフラ)を計画地とした。
Master-Landscape を軸に断面から設計を行い、次に 歴史・文化、水脈、緑地帯、動線をベースに全体設計及び、個々の建築を水循環の一部に取り込まれる形で更新を行った。内部空間は、水循環に接続する事で、現在断面上で分断されている建築・インフラ・ランドスケープデザインが物理的・視覚的に連続し、常に新陳代謝が促される空間になっている。
個々の要素が相補的な役割を果たし、水循環に接続する事で「雨水を担保する場」と「都市に3つの要素が繋がる新しい空間」を提示した。

都市と自然の再構築
- アズマヒキガエルを指標とした善福寺川流域モデル -

作品概要

庭にヒキガエルが来なくなった。両生類は、環境変化に弱く、近年カエル類を環境指標生物とする動きが定着してきている。人間に近しいヒキガエルの減少は、生態系にも悪影響であるが、同時に都市が緑に乏しく環境が悪いことを示している。また、都市の緑地は点在しているが、生態系には本来線状の繋がりが必要なのである。そのため本計画では、アズマヒキガエルを指標として地続きを創出する7つの手法を提示し、手法から自然と共存する住宅モデルの提案を善福寺川流域を敷地として試みる。敷地選定理由としては、東京都23区において生態系が辛うじて維持されている連続した緑地帯があり、護岸で固められた川を再生する市民活動があることが挙げられる。この手法が流域全体へ適用されると、葉脈状に地続きが広がり、雨水の地面への浸透や利活用によって、下水への流入が減るために川の治水と水質改善に寄与できるため、川を再生することができる。住宅モデルは、地続きを創出する手法を考慮しながら、基本モジュール化を行い、このモジュールを浸水域である敷地へ適用し、川と減築の関係を提案している。実現に向けては、護岸で固められた川を再生する市民活動ならびに自治体とも連携してゆく。本計画を川に沿って地続き状に都心へと展開することにより、都市と自然を再構築してゆくことができるという構想をもって本計画の展望とする。

環境の翻訳による観光拠点の提案 - 福井県鯖江市西山公園における環境因子と構成 -

作品概要

どのような場所も独自の生活体験や文化を有し、地域環境そのものを資源として捉えることができる。こうした、場所に内在している空間資源を環境因子として見直すことを「環境の翻訳」と呼ぶ。本計画では「環境の翻訳」という視点から、どこにでもありそうな地域環境の活かし方を分析、検討し、地域の個別性を場に取り戻す建築を提案する。当敷地の西山公園において具体的な「環境の翻訳」を行うにあたっては、フィールドワーク、アンケート調査、旧版地図分析、都市構造調査の4つのサーヴェイから得られた既存の場の様子から、その記述を元に慣習的な生活体験とその姿を新たに作り出す76個の「環境翻訳のレシピ」を作成する。このレシピを展開し、地域特有の生活と観光の間に物見遊山による連関を持たせ、麓から山頂を巡る西山公園の美しい景観の個別性を尊重する。麓、山腹、山頂それぞれの場所毎に “雪と人を待つ建築”、“ツツジと寄り添う建築”、“樹とすれ違う建築”の3つの建築計画を行い、四季折々の生活体験とツーリズムが有機的につながる舞台装置を創出する。地域環境を体系化し、空間資源として見直すこの手段を用いれば、住民が大切にしている生活体験や文化的景観を観光拠点施設の空間構成に翻訳することができる。

植物 か 建築

作品概要

 建築とはその地の自然を排除する事で成り立つ人工物である。現代、大都市部では環境問題などの観点から緑化の条例が定められている。しかし、私にとってはそれらの建築群のたたずまいは違和感しか覚えなかった。絶対的な他者である植物を安易に挿入している、その状態が。

 緑化における最大限の可能性は緑が存在することで、それ以上のものでは無い。もし植物を建築に取り込む事ができるのであれば、きっと従来の建築の形態ではないであろう。それは、植物と建築の関係性を考察し言語化することが重要であると考える。「永続性」と「劣化性」。両者の違いは生き物であるか、そうでないかである。つまり、永続的に存在する物なのか、劣化する物なのかである。両者を共存させるには中間体のような繋ぐものが必要である。例えば、ダムなどの土木物は「水」を要素とし設計される。それは自然というスケールを許容し、永続性を兼ね備え、結果として人に還元されるものである。そのような土木的合理性によって自然と人を繋ぐ物は本計画において重要な鍵になると考える。植物の育成にとって不可欠な「土」を要素として設計を行う。土を主体とすることで植物が主体となり、そんな空間に人が住まう。それらは人と大いなる自然を許容出来るような大きくて優しい集合体であり、むしろ人の為の新たな何かではないか。

植物か建築か。

Porous Structure - コンピュテーショナル・デザインによる植生・植物的構造を有する空間デザインの提案 -

作品概要

近年、建築デザインにおいて、3次元CADやBIMを用いたコンピュテーショナル・デザインと、レーザーカッターや3DプリンターなどのCNCファブリケーション技術が注目されています。この2つの技術の発展・普及により建築デザインの可能性が広がり、以前よりも高度で自由なデザインが可能になりました。本制作は、コンピュテーショナル・デザインを用いて、自然界の造形を手がかりにした空間デザインの提案を目的にしています。自然が生み出す現象的な造形と植物固有の造形原理、巨視的な要素と微視的な要素の2つの要素をもとして、独立した部材が互いに支え合う空間デザインを計画しました。気候風土・地理的位置・生態系などの様々な事柄が、偶然的に連続し結びつく事で地域特有の地形が生まれます。同様に、植物のカタチも環境への適応・成長の過程・リスクヘッジなどの要因からカタチを変化させ進化してきました。こうした現象的な要因から生み出されるカタチを、デジタル技術を用いて空間デザインに取り組みました。自然のカタチをもとにアンジュレーションやボロノイ多角形に生成して、人の手作業では得られない植物に内存する形態原理・合理性を一つのランドスケープに落とし込みました。自然の形態原理を示唆させる空間デザインの実験的な提案です。

緑地の残るスプロール地帯におけるエココミュニティ拠点の創造

日本で培われてきた農業文化には、生命循環を生んできた潜在的な力がある。
そこには、環境問題・地域コミュニティの衰退など、現代社会が抱える問題を解決する糸口があると考えられる。
そこで本研究では、横浜での緑地が多く残る要因である典型的地形「谷戸」に着目し、谷戸における都市環境タイポライズを行い、その中でも自然を活かしたコミュニティ活動によって環境共生を築こうとしている都市農地共生タイプに焦点をあてて研究を行った。
横浜市緑区新治町を研究調査対象地域とし、地域コミュニティの活動の広がりや地域課題の抽出から、さらなる地域と自然とが強い結びつきを築いていく為の拠点を、小学校、地域コミュニティの活動の場、都市機能の複合体として提案した。

コラーゲン分子の形状特性を援用した建築形態研究

私達はいつの時代も解釈に多少の幅はあれど、建築のテーマとして、「自然」を取り上げてきた。そんな自然の中でも、いま私達が失い続けているものがある、。それは「享受する自然」と「感受する自然」である。「享受する自然」とは私達の生活を支え、恵みを与えてくれる存在であり、「感受する自然」とは「享受する自然」を歌い、憂い、時に恐れることである。
 一方、技術の進歩により見えてきた新たな自然、人間の内部に存在するメカニズムも新たな自然「発見する自然」と捉えられよう。そこで本研究は「享受する自然」、「感受する自然」から計画のコンセプト、イメージを導きだし、そこに異なる論理によって導かれた「発見する自然」を計画物の形態に援用する。 

そこで本研究のオリジナリティーは以下2点にまとめられる。
1_コラーゲン(主に表皮)の働きや形状特性を自己組織的会合に着目しながら解釈し、そこから発展させ得られた独自の形態「発見する自然」を計画物の形態へ援用を試みる。

 2_また、本研究は新規的建築形態を模索する抽象的な研究である一方、「建築」は実際の敷地、自然環境、文化とどのように関係しているか、という事も重要である。そこで本計画はさきの形態を「水路形態のデザイン」「宿舎」「展望台」と3つの用途、機能の異なるものにまで展開し、それらを体験する事により自然を学ぶ、環境教育施設を構想する。

人間の風景へ -複雑系統一体のプロセスによる都市インフラと建築の複合-

本研究は、日常の中で感じる都市に対する違和感から「現代人のあるべき姿とは何か」という問いから着想を得ている。合理の追求のあまり、他者との関係を拒んでいる現代都市の物・人であるが、自然を参考にするならば、他者との係わりは積極的に持つべきである。建築と自然の係わりを分類・分析することにより、植物と建築を統一するための空間構成を発見、提案している。設計提案では、都市構造物から植物にいたるまで、規模の異なる物同士を、総括的に連続的に扱うことによって一つの統一体・自然としての構築物の姿を浮かび上がらせている。

猿島 —自然界の巣をモチーフにした島環境デザイン―

建築は現在、近代技術の過大な偏重が見直され、自然、地域環境と新しい関係をつくる術が求められている。本研究はその解決を計るために、18世紀の学僧マルク•アントワーヌ•ロージェが「建築試論」において行った、装飾を否定することで初源的な建築原型提案を行った方法を模倣することにした。自然界が形成する「巣」というものが、現代技術とは関係なく周辺環境との関係によってのみ成立するという点で原型になる得る資質を備えていると考えたのである。そして本研究では「巣」を“不完全なかたち”と定義し、animal architectureなる100種の巣の図鑑を制作することから研究がはじまった。そしてその成立要件を、周囲の支配条件、種の持つ生理条件、動物固有な機能条件、幾何学的条件にわけて、新たな方法論として3つの方法を掲示し、その指標に従った具体的敷地での建築の再構成を行う計画とした。

 計画敷地は東京湾内に浮かぶ猿島という小さな無人島である。そんな環境に動物が巣づくりをするのと同様の方法で、現代技術を極力必要としない不完全な建築を計画してゆく。

 施設は主に4カ所計画された。そのどれもが猿島との関係によってのみ成立する“不完全なかたち”といえるものである。環境という大きな問題に対し、1つの方向を示唆する提案である。

室礼 -自然共生型建築モデルの提案-

「室礼」という日本独自の住むための工夫を現代に再構築し、ゲルと同じ約30㎡の空間に豊かで多様な住空間を提案する。
この住宅モデルは地球の限りある資源に対して有効であると考える。

自然な建築 - 有機的空間構成システムを用いた設計 

異なる活動を受容する空間の一つの解答として、例えば木漏日や雲の陰りのように心地よいとされる自然現象がある。本設計では、人に快適さを与える「自然な建築」とはどのようなものかを探り、異なる活動が共存する多様な空間の設計方法を検討することを目的している。

 計画敷地は、東京都北区の石神井川とJR埼京線が交差する高校跡地である。隣接する「音無くぬぎ緑地」は石神井川の蛇行整備によって生まれた公園で地形的な名残りとして、約4mの高低差が緑地と校舎を分断している。また、フランス人学校リセがこの土地へ移転する計画より、既存校舎に収まらないリセの活動の受け皿として小中高を繋ぐ新たな空間を校舎と公園の間に設け、さらに北区立児童館の併設を設計プログラムとした。

 「自然な建築」を「部分と全体が連動する有機的空間構成システムを有した空間」と定義する。それを上記の敷地とプログラムに適用し、設計検討を行った。第一に、思考実験として有機体を模倣したモデルを試作し、部分と全体が連動するシステムを有した形態は不均質な様相となることを確認し、第二に、自然要素制御のための窓やカーテンとフレキシブルな間仕切り可動壁を一体として捉え、ヒンジによる回転扉を採用したシステムを検討した。二つのアプローチによって得た知見より、自然と人工の境界上に建築的経時変化を包含する多様な光分布が発生する空間を提案した。

自然風景と複合した建築の意匠的考察及び設計提案

原始的な集落や様式建築における植物的装飾にみられるように、自然物やそれらによって形成される風景は、建築に対してその思想から形態、表層に至るまで、強く影響を与えていた。  
近年、構造・施工技術の発達、CADの普及化などにエコロジーの思想などが伴い、以前とは異なった形(風景の中に建築を埋没させたり、植物を装飾的に用いること)で自然風景との複合化があたが、都市の、特に大規模な建築では機能性や経済性が優先されることにより、このような建築は殆ど試みられていない。人工的な風景の中にあることで、建築と自然風景の複合化は有効な手段となると考える。  
本研究では過去の事例を分類・分析することで、多様な自然風景の建築への変換手法を抽出し、単なる機能性、経済性のみでは作りえない自然風景と複合化した新たな超高層建築の設計提案を行うことを目的とする。

Ohizumi Extension
建築・自然・土木構築物からなる〈人工地層領域〉の提案

都市には、過去の再開発や都市インフラ整備等の計画によって、異なったスケールや性質のものが重ねられ、人工的な地形のようなものが発生しているようにみることができる場所がある。
 そこで本計画では、それらの場所を〈人工地層領域〉と捉え、構成的なあり方を時間的な変遷から分析する。さらに、こうした検討から得られた環境どうしの関係を空間構成に反映させた設計プロジェクトを提案する。
 分析にあたり、〈人工地層領域〉を構成しているものをそれぞれ〈建築〉・〈自然〉・〈土木構築物〉とし、それらの関係を時間的な変遷から検討した。その結果、土木的スケールの空間操作が比較的初期の段階で挿入されている事例が多いことを見出した。例えば対象地である練馬区大泉では、外環自動車道という土木的な要素が周辺環境を分断し、上部にできた人工地盤も周囲から独立した状態で放置されている。また当地は、近い将来道路や地下鉄駅の建設が計画されているため、今後発展する兆しのみられる敷地でもある。こうした分析及び想定を基に、交通渋滞を解消するための新たな道路や、地下鉄の駅へのアクセスを考慮した、周辺地域に広がるような配置の建築を計画する。
 このように、〈人工地層領域〉の時間的な変遷から読み取れる構成を捉え、設計に組み込むことで、建築と既存の地形、土木的な要素が相互に関係し合い、多様な空間的性質に満ち、周辺地域と積極的な関係をもった都市空間が生まれると考える。

暮らしを纏う大地 〜土に根を張る100戸の住まい〜

住宅供給による地表のアスファルト化・住宅空間の高層化により,私たちの生活から切り離された「土」との関係を今一度見直す,これからの日本の集合住宅.

やねの森 roof forest

集まって暮らすことの良さは,他の住民と自分一人の生活では得られない居心地の良い環境を共有することではないでしょうか.私たちは30戸の住戸から森のように立ち上がる山のような風景を構想しました.既存の木造住宅に小さなワンルームのコアを挿入し,コアを新たな構造とすることで既存の外壁は取り払われます.かつてプライベートであった空間はコアの中へと集約され,周囲に大小様々な共有空間が生まれます.そういった建て替えによって生まれた共有空間が積み重なり,コアとコアの間に緩やかな勾配の屋根がかかることで,住民たちに共有される立体的で大きなテラスが生まれます.

都市の洞穴=都市のプランター

この建築は,掘ることで住空間をつくっていきます.自分の好みの高 さに空間をつくり,家族が増えたら,その分穴を掘ります.現代の 集合住宅は年が経つにつれて価値が下がりますが,この建築は都市 のプランターになることで社会的な価値が付加され,時間と共に人 間と植物が建築の表情をつくり,何年経っても色褪せないものにな ります.掘るという行為で,住むことの楽しさと気分に応えられる環 境を,植物を用いることで,人に使われなくなってもプランターとし ての社会的な価値を持つ.時代ごとに価値感が変わっても建築とし ての価値を維持する.そんな建築を目指しました.

森を回遊する極細集合住宅

この提案は、都市の中での様々な出来事の集合として、『住む』、ということを、考えようとしたものである.森の下層では、オフィス街の人々がお弁当を食べたり、学校帰りの子供達が遊ぶ.森の中層では、人々が暮らし、カフェやライブラリーがあったりする.森の上層では、森の上を回遊できる遊歩道のようになっている.この提案により、集合住宅と都市は同等の価値となりうる.・集合住宅をランドスケープとして捉える.
そのためにゾーニングの手法を見直し、集合住宅の機能を公園の中へ解きほぐす事で、森と一体となった集合住宅となる.公園は都市の一部として捉えることができるのに、現状の集合住宅は閉じた系になっていて、都市の一部という気がしない.そこで、現状の集合住宅の密度を解きほぐし、公園と一体とすることで集住が都市に開いた系となるかもしれない.森は、みんなのものであり、自分の住む家の環境を変える.森が健やかであると、住宅が健やかになる.プラスの力を持ったループが生まれる.従来の密度や距離感が木のレイヤーにより柔軟になり、集まることが楽しい森と一体となった集合住宅となる.

transmission

地域に眠る自然の記憶を呼び覚まし、地表面を滑る都市の要素が交わる時、それは昇華し、空間として現れる現在の集合住宅は、都市に対して完結的で都市との距離感は一定である.そして住民達も完結的な集合住宅によって一つの距離感しか持つ事ができていない、しかし現代人のライフスタイルは様々であり、多様であるべきだと考える.この計画は地域の自然の連続と、都市の要素の連続をスパイラル状に集合住宅に取り入れることによって様々な距離感で生活する集合住宅のあり方を提案している.それにより都市と人、都市と集合住宅における距離というものが様々な距離で展開され、また300人における、一連のつながりがある集合住宅の在り方を都市に伝導させる提案である.・集合住宅と都市の距離現在の集合住宅は、いくつものセキュリティーなどにより、周辺環境(都市)とはつながっているとは言い難く、集合住宅は敷地の中でしかなく完結型だと言える.しかしこの計画は集合住宅と周辺環境(人々、自然)などに対して、二つの要素をスパイラル状に立体化させる事によって多様的な都市との関わりをもった集合住宅の在り方を提案する事が出来るのではないかと考える.

猿的密度論

増加を続けるヒトに対して、都市は高層化することで対応してきた.その高層化は、巨大な箱にヒトを合理的に積層するという単純な床面積の乗算であったと言える.都市の中でヒトは重力によって地面に縛られ、さらに増加する密度との狭間で酸欠状態に陥った.その中に留まり続けたヒトの生きる本能はもはや麻痺し始め、やがてヒトはゲンダイジンに退化した.本提案は、過剰に圧縮されたヒトの生活を立体的に解放し、再構築するものである.

「森に生きるサル」から密度を導く.
森の木々は、日の光を求め上へ上へと成長し、互いが重なり合わないよう一定の距離を保ちながら、葉を広げる場所を探す.しっかり根を張り葉を茂らせた木々に、やがてサルが住み着く.サルは木の上を寝床とし、全ての木々を住処とする.木から木へと自由に移動する.

Pachwork Roof

この街の建築群は屋根より下は地面に埋まり、人びとは屋根の上を行き交う。建築の集合が街となり、街を行き交う人びとは連続する屋根の中に「径」を生み出し生活を営み始める。生活に近い径は人びとの気配を感じさせ、人と人を繋いでいく。屋根と屋根の間ではさまざまな活動が発生し、屋根の街に活気をもたらす。また、住宅がなくなるとそこは共同の中庭となる。地下をプライベート空間、地表に接する部分をセミパブリック空間、屋根をパブリック空間として、それぞれの領域を繋ぐ。

森の遊牧民

「住人の生活を豊かにする住宅のあり方が,その回りの住宅街やそこに住んでいる人たちも少しだけ豊かにできること.」それが21世紀ならではの住宅を通した人付き合いであるように思えた.たとえば,ある住宅地の一角に鬱蒼と茂った森があることで,回りの家々に変化と更新という豊かさを与えるだけでなく,森を介した近隣との人付き合いを促すような,懐の深い場所ができ上がる.
そして,この小さな宅地がまるで遊牧民の生活を満たすような長大な大地に変貌するように思われた.なぜなら,「その日行ってみないと,そこがどうなっているか分からないような場所が家中にちりばめられている」ような状況を森がもたらしてくれるように思われるからである.
森の端から端までを練り歩くようにして生活する細長い家.木々の垂直方向の変化を楽しみながら昇り降りするように生活する高い家.木々の近くや遠くを選びながら森の中を生活する広い家.
いずれも家の中に特別な場所があって,それが森の変化によって移動し,住人もそれを追いかけるようにして生活する.

BUG's LIFE(蟲+人)
​~ 関連する建築家 ~
アルゴリズム建築・Algorithmic Architecture

アルゴリズム建築とは、情報処理技術を用いた、解像度の細かい離散過程を伴う設計の手法で、自然と人間の関係、自然と作為=人工的な構築の関係を再び定義し直すものである。自然は無限の連続体であるのに対して、そこにデザインの過程で人間の解釈が加わると必然的にその自然は有限の要素へと「離散化」される。アルゴリズムとは、同じく自然を離散化して理解するための方法でありながら、従来の近代までの解像度の粗い離散化過程とは異なり、より解像度の細かい自然の離散化を行ない、連続体としての自然そのものへと限りなく近づこうとする試みである。

​~ 関連する建築思想 ~
アルゴリズム建築・Algorithmic Architecture

アルゴリズム建築とは、情報処理技術を用いた、解像度の細かい離散過程を伴う設計の手法で、自然と人間の関係、自然と作為=人工的な構築の関係を再び定義し直すものである。自然は無限の連続体であるのに対して、そこにデザインの過程で人間の解釈が加わると必然的にその自然は有限の要素へと「離散化」される。アルゴリズムとは、同じく自然を離散化して理解するための方法でありながら、従来の近代までの解像度の粗い離散化過程とは異なり、より解像度の細かい自然の離散化を行ない、連続体としての自然そのものへと限りなく近づこうとする試みである。

【 2 】建築設計・各提案プロセスの作品パターン

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【 1 】建築設計・各提案プロセスの評価項目

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