ノスタルジー・原風景 Memory and architecture

~  編集中  ~

このページでは提案要素ごとに参考作品をカテゴライズを行っています。

​対象作品は全国建築学生賞、全国卒業設計賞、JIA修士設計展、トウキョウ建築コレクション、せんだいデザインリーグ、荒レンガ卒業設計展、全国合同設計展、中部卒業設計展、ディプロマ京都、デザインレビュー、長谷工コンペティション、ダイワハウスコンペティション、ERI学生コンペ、大東建託コンペティション、フューリックコンペティション、パブリックスペースコンペティションです。そのほか、関連の動画、書籍、雑誌、建築物もカテゴライズを行い、最大級最先端、最高技術の建築設計プラットフォームを目指します。

生きられた家と生きられる家
- 経験と記憶の設計実験 -

作品概要

建築が構築する身体的スケールに興味がある。

多木浩二の著書「生きられた家」は、人が経験することで空間の質が変化することを述べている。家という建築は範型化されながらも、個人の日常生活が織りなす他愛もないストーリーの集積で構築されているのが現実だ。

築40年の実家の取り壊しをきっかけに、我が家を「生きられた家」の一例とし、私自身と家族の普段意識されない家に纏わる経験や記憶を記述した。家の履歴から我が家の予定調和を超えた使い熟しの分析を行い、住まい手がより主体的に行為を空間化するための設えの設計手法を考案した。

これは住まわれることでしか生きられない建築に「生きられる家」の設計実験をもって家という建築の修辞的範型に肉薄する試みである。

交信する建築
- 2つの佃の記憶を引き継ぐ 400年 東西学習センター -

作品概要

 2つの佃をつなぐ学習センターを大阪府大阪市西淀川区佃と東京都中央区佃のそれぞれの計画敷地に提案することで400年の歴史的なマチのつながりを再編成する。具体的には、大阪市立佃小学校と中央区立佃島小学校の学校間交流を展開させる2つの学習センターを計画する。2つの佃で現況調査及びヒアリングを行い、2つの土地の空間的特徴を記述し、建築形態に読み替えた。さらに2つの佃の古地図から街区構造と水域を読み取り、大阪府大阪市西淀川区佃では漁村の頃の街区に沿って建築を計画し、敷地の脇が川であったことから道沿いに親水空間を計画した。また、東京都中央区佃では旧佃島の軸を尊重して街区に対して45度の軸を振ることを設計に組み込み、土地が造成される以前に流れていた川を元に親水空間を計画した。

 過去に起きた自然災害がマチの記憶を無くしてしまったことを踏まえて場所の記憶を建築で引き継いでいくことを考える。さらに、今後起きるであろう南海トラフ地震を踏まえ、交信する建築を2つの関わりをもった土地に建てる。その時、2つの学習センターが互いの防災センターとしての役割を担えるように建築の基本構造を考えた。交信する建築は、それぞれの場所の記憶を留めた空間を移すことから他方の建築がその空間を引き継ぐことを可能とする。そうすることで少しでも関わりをもった2つのマチの記憶を建築が未来に引き継いで行くことができるのではないかと考える。

団地の記憶と集合住宅の集積 -高度経済成長期以降の集合住宅の共用部の類型化と団地再生の手法に関する研究-

作品概要

 今日になりライフスタイルが多様性を持つことから様々な用途を持つ集合住宅が建築家と共に建てられることも多くなっている。集合住宅の居住形態が変化し、住まい手が多様化している。そこには歴史が存在していて、断絶されている関係性ではない。団地再生の手法として高度経済成長期以降の集合住宅の共用部の類型化を図ることで現在の団地のあり方について再定義できればと考えている。それぞれの集合住宅の共用部を形として扱い、性質・特徴などを抽出する。分析は3 つの項目について行っていく。建築計画としての分類と共用部と住戸の配置の分類から見られる傾向を分析とする。建築計画としての分類は団地の多様化に対する妥当性と将来的な観点で集合住宅の共用部の使われ方の傾向把握を目的とする。共用部と住戸の配置の分類はそれぞれの要素の意味と構成、またそれらの関係性を分析とする。これらの分類を行うことで共用部の性質の要素として整理し、設計への再構築を行う。トレースによって得られた団地と集合住宅のマッチング及びフィッティングからその新しい団地を更に作業を繰り返すことができることになる。そしていくつかのプランを重ねることでオーバーフローさせる。このように設計した団地は共用部の要素が複雑化し、団地に新たな空間をつくる。

「土地の断片」をつづる -フクシマの故郷を題材として-

作品概要

本計画は、福島原子力発電所事故以前にフクシマに住んでおり、深い関わりがあったが、事故後の境遇の異なる3家族のための計画である。私の故郷はフクシマであることから、本計画は、福島県出身者の立場としての建築的提案であり、私がフクシマで実際に見てきたものの記録である。
フクシマでの「土地の断片」の採集調査をもとに形態例を作成し、事故後の個人の生活を肯定する装置と、記憶を宿す「拠り所としての花」によるつながりを計画する。「土地の断片」とは、避難地に引き継ぐことのできなかったフクシマの記憶や縁を指す。計画は、祖父の思いを引き継ぐ「花のためのドウグ群」、母やフクシマの記憶を受け継ぎ展開する「記憶のためのイエ」、新しい土地との関わり方を模索する「街に根付くマド」。それぞれが、記憶を媒介する可能性を持つ花に付随する小さな建築によって構成される。
花はとても小さいけれど、年月を超え、場所を超えて、私たちに故人や故郷の記憶を思い起こさせる可能性を持つ。物理的にはもう土地に立ち入ることができないフクシマであるからこそ、「想起する」という手法が意味を持つ。本計画は、個人にとっての復興のあり方を提案するとともに、物理的な土地を持たない、新たな共同体のあり方の提案。何かを突然に失ったとき、このほんの小さな、常に記憶を宿す花をまとった建築が、個人の復興にとって、大きな拠り所となることを願う。

都市体験から建築へ - 渋谷における継起的視覚体験の記述に基づく設計手法 -

作品概要

本計画は、都市の記憶を未来へ残す手法の試案である。私たちは常に動きを伴いながら都市空間を体験している。歩行や首振り、微小な眼球運動などスケールは様々であるが、その動きに応じて視野内の構造が変化することで視覚的に空間を体験している。例えば歩行中に、ある建物の背後から別の建物が現れる、背後の建物を隠し始める、といった視覚体験は身体と視対象との位置関係によって多様に存在している。

街を行き交う人々が無意識に享受し続けているこの視覚体験を、都市空間に内在する体験的質、つまり都市の記憶と定義し、渋谷において18の類型を抽出した。そして、観察者の視点で都市空間における視覚体験を書き下し、空間へと変換することで、都市の記憶としての視覚体験を形態により記述する手法を試みた。

Project _ 01 『並走』都市の記憶が立体的に並走する渋谷の肖像としてのギャラリー

Project _ 02 『横断』記憶の断片が縦横無尽に浮遊する渋谷の残像としてのコンプレックス

記述から空間へ、異なる視点から2つの実験的試行へ展開することで本手法の射程を探った。動的な空間記述を設計図として建ち上がるオブジェクトは、都市空間における視覚体験を 存続 / 変異 させながら現象する。それは都市の記憶を 連続的 / 断片的 に想起する空間であり、観察者にとっての無意識を可視化する都市の舞台装置でもある。

空間と時間の往還 - 中上健次のオリュウノオバを下敷きとして -

作品概要

 原発事故は空間と時間にずれをもたらし、多くの課題を原発避難者に残している。中上健次はその問題を愉楽として昇華した。千年を繰り返し生きる魂と今現在ある身体の間に生じるずれを、千年の空間と時間を往還しうる豊かなものとして捉えている。そしてその豊か続けている存在である。この意味で福島第一原発は、ネガティブなオリュウノオバと捉えられる。
 本計画は大熊町のためのポジティブなオリュウノオバの提案である。分断された空間と時間を積極的なものとするための計画であり、その間を往還するための関係性のデザインである。
 計画A-A:’「ことば」と「こと」の倉庫の設計。観光コンサルティング会社のオフィスおよび旅の文化研究所として機能する。
 計画B:3.11以降大熊町が別の土地へ旅することを模したお旅神事の提案。稚児獅子舞を奉納するその一瞬、空間と時間を越境した風景が現れる。

マイケル・ポランニー『暗黙知の次元』における空間設計手法

私たちが普段見ている地図は、どんな場所でも同じような情報量が書き込まれている。
しかし実際に街を歩いてみると私たちの認識しているまちは地図のように情報量が一定のものではないことに気づくだろう。
どんな街にも、そうした個人個人が無意識的に認識しているものたちでできあがる人々の意識の濃度(ムラ)が存在している。
こうした通常地図上には表されない人の意識のムラ、その街に住む人、訪れる人のムラから生まれるものを手がかりに建築化はできないだろうか。通常地図上には表されない人の 意識のムラを視覚化・空間化し、その街に住む人、訪れる人のムラから生まれるものを手がかりに建築化するということが研究プロジェクトの概要です。
研究方法は ソーシャルマップという手法を使用しました。ソーシャルマップは、今回のよ うな人々の発した単語、写真、絵などを定量化する手法です。修士論文では、実際に一つのまちを設定し、学生の待ち歩き、来訪者や住民との対話によってソーシャルマップを作 成しました。プロジェクトでは、ソーシャプマップを元に今後必要であることが推測され た機能を推測する要素とこの街らしい空間をつくる形状になる要素へとわけ、設計をおこないました。

けもの道
―現代における時間の感覚と価値観の再考―

現代社会の時間の流れは速過ぎて、泡沫の如く様々な事やモノが飛び交って行く その事やモノの本当の意味や、見えない価値を考える間もない速さで自分が何を見ているかも、自分が見てるモノが何であるかも分からない速さでそんな時間の中における在り方を、自分が6年間いた工房に探し求めた今回の制作において、私が着目したのは床面に付けられた『傷』であった。これらの傷は一般的に『汚れ』として分類され、そこに意味を見いだされる事は無い。
ただ、何故その傷がそこにあるのか考えると、そこには理由が見えてくる。
入学した時からあったデスクの跡、木材を運ぶ際に付けられた擦り傷、先輩がいつも作業していた場所には、無数の傷がその記憶を残していた。
その様な目で見ると、傷にもリズムがあり、『感情』があった。傷とは何かの『跡』である。それは誰かの『存在の証明』であるとも言える。
その存在は生活の中では認知されない、そしてその『証』が大切かと言う事も証明などされていない、ただ私はそのような世界観を大切に在りたいと思った。
それは無駄な事かもしれない、しかし価値観や道徳すら流動する現代社会においては、既成の判断基準に依存せず、自らを信じ、その証明を行う行為が無駄とは思えない。
もう一度見てみようと思う。その意味を、理由を、ゆっくりと考えられる早さで。
もし、その行為が無駄だという結論に至っても、それは決して無意味な行為では無いと、私は思う。

ヒューマンヴァナキュラー
−人間的土着性による世代・国籍を超えた非言語的コミュニケーション

記憶や経験,個性から生まれるヒューマンヴァナキュラー(人間的土着性)を受け入れる住戸を集めた,話さなくても人となりがわかる非言語的コミュニケーションが発生する集合住宅.

積み重なった記憶はあふれだし、そして…

人が年をとることで増えたものを積み重ねて部屋をつくる.入りきらなくなったものは外へ溢れ,他の住人が使い,人の記憶が継承される.

都市にうまれるノスタルジア

快楽とはヒトが感じるものである。ヒトとヒトが繋がり、感情を動かされたり、喜怒哀楽を共有することで生まれる快楽。また、ときとして懐かしさや思い出となり、よみがえる記憶から生まれる快楽。ここは都市に住んでいるにもかかわらず、人工物ではなくヒトとヒトによって賑わい、ヒトと生活を共にし、自然の移ろいや静けさを感じ、穏やかな時の流れる場所である。愛着を感じる場となり、いつしか懐かしさを感じるだろう。ヒトとヒトとの繋がりや穏やかな環境がヒトの感情を育み、そしていつしか思い出へと変わる今をつくり出す。

​~ 関連する建築家 ~
アルゴリズム建築・Algorithmic Architecture

アルゴリズム建築とは、情報処理技術を用いた、解像度の細かい離散過程を伴う設計の手法で、自然と人間の関係、自然と作為=人工的な構築の関係を再び定義し直すものである。自然は無限の連続体であるのに対して、そこにデザインの過程で人間の解釈が加わると必然的にその自然は有限の要素へと「離散化」される。アルゴリズムとは、同じく自然を離散化して理解するための方法でありながら、従来の近代までの解像度の粗い離散化過程とは異なり、より解像度の細かい自然の離散化を行ない、連続体としての自然そのものへと限りなく近づこうとする試みである。

​~ 関連する建築思想 ~
アルゴリズム建築・Algorithmic Architecture

アルゴリズム建築とは、情報処理技術を用いた、解像度の細かい離散過程を伴う設計の手法で、自然と人間の関係、自然と作為=人工的な構築の関係を再び定義し直すものである。自然は無限の連続体であるのに対して、そこにデザインの過程で人間の解釈が加わると必然的にその自然は有限の要素へと「離散化」される。アルゴリズムとは、同じく自然を離散化して理解するための方法でありながら、従来の近代までの解像度の粗い離散化過程とは異なり、より解像度の細かい自然の離散化を行ない、連続体としての自然そのものへと限りなく近づこうとする試みである。

【 2 】建築設計・各提案プロセスの作品パターン

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【 1 】建築設計・各提案プロセスの評価項目

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