建築家概念の上位互換 Upward compatibility of architect concept

~  編集中  ~

このページでは提案要素ごとに参考作品をカテゴライズを行っています。

​対象作品は全国建築学生賞、全国卒業設計賞、JIA修士設計展、トウキョウ建築コレクション、せんだいデザインリーグ、荒レンガ卒業設計展、全国合同設計展、中部卒業設計展、ディプロマ京都、デザインレビュー、長谷工コンペティション、ダイワハウスコンペティション、ERI学生コンペ、大東建託コンペティション、フューリックコンペティション、パブリックスペースコンペティションです。そのほか、関連の動画、書籍、雑誌、建築物もカテゴライズを行い、最大級最先端、最高技術の建築設計プラットフォームを目指します。

建築的身体の研究
- ヨーン・ウッツォンの作品分析を通して -

作品概要

 様々な意匠が氾濫する現代において、私は建築の始まりを探求したいと思い、 ゴットフリート・ゼムパーの「建築芸術の4要素」を研究の入り口にしました。ゼムパーは、人の集まりを生む炉、それを覆う屋根、囲い、土台を建築の4つの要素としました。重要なのは、ゼムパーは、囲いの本質を壁体としての構造ではなく、壁面としての仕上げ工としたことです。ここに、被覆という概念が生まれます。

 ゼムパーのこうした考えを近代建築で継承建築家としてヨーン・ウッツォンを 取り上げました。ウッツォンの代表作はいうまでもなくシドニーオペラハウスです。ウッツォンはアジア諸国を巡った旅で、中国の寺院建築を基壇の上に浮かぶ屋 根として捉えました。この感性が、基壇と屋根、その間を覆うガラスカーテンウォールのシドニーを生んだといえるでしょう。シドニーにおいてウッツォンは、オヴ・アラップとの協働でもう一つの重要な方法を編み出します。それが一つの球体を切り出すことで生まれる複数の屋根の重なりです。その後ウッツォンは、合理的な単位空間が加算的に集合することで有機的関係を作り出す作品を展開します。

 しかし私は、このような作品から、シドニーが持っていた囲いの軽やかさが失われてしまったと考えます。そこで私は、ウッツォンの加算的建築を継承しつつ、基壇と浮かぶ屋根との間に現れる囲いの建築を設計することに挑戦しました。

見えざる線 - ル・コルビュジエの近代建築と芸術作品の分析から -

作品概要

本研究は、モダニズムの一時代を築いた巨匠ル・コルビュジエの生涯にわたる作品を通じて、近代以降の建築の限界と可能性を探るものである。本研究は、コルビュジエの全作品をトレースすることからはじめる。そこには未完のプロジェクトや絵画作品も含まれている。その調査から、近代主義を乗り超えようとしてきたコルビュジエの思想変化を発見した。コルビュジエの作品には、均質空間に代表される直角と曲線が生涯を通じて同居している。そしてそこに3つの共通点が発見されるのであるが、抽象的な曲線が第2次世界大戦を境に、女性の体(しかもボリュームのある)や動物(牡牛)に変わり、直線との差異が甚だしくなっていくのである。
本研究の狙いは、道路を基準とする現在の用途地域制度都市への批判である。そこに新しくコルビュジエの曲線を持ち出し、新しい緑の線を都市につくっていく。都市に有機的な繋がりをもたらすことを意図した提案である。それは「大地」のようなデザインであり、人工と自然の間、公共と私の間を埋める建築となる。

超高層建築は輝くように
- ル・コルビュジェ15 の都市計画の分析に基づく超高層建築の造形手法の提案 -

作品概要

今日、都市は目まぐるしく建物が入れ替わり周辺の文脈とは関係なく超高層建築が建設されるように、都市の魅力は偶発性のなかでしか語られなくなっているように思う。無関係な断片の集積から私たちは何とか都市の魅力を見出そうとする。

私は、そうではない計画された必然的な都市の魅力とは何か、ということに強く興味を持っている。

建築家1人が都市計画のプランを描き、1から都市を造りあげていくことはほとんど不可能であるように思う。
しかし、震災や限界集落といった全体を失ってしまった事から、まちづくりや都市計画のような“全体を構成する力” を今一度見直すことはとても重要なことでもある。

全体像が、1人の建築家によって計画された都市から考えてみたいと思った。

全体から都市を構成する要素の関係性を捉えることが出来れば、きっと超高層建築の可能性も変わってくるはずである。

経済の論理でしか語られない超高層建築を、都市計画の分析を基にすることで様々な側面から造形を決定していく。

小さなスケールでヴォリューム配置に帰結するしかない都市計画内の超高層建築を、都市計画の分析を基にすることでそこにしかない、超高層建築の造形のあり方を求める。

追考 バルセロナ・パヴィリオン
- ミース・ファン・デル・ローエの領域に基づく空間分析とデ・スティール絵画の空間化を通じて -

作品概要

本修士設計は建築家ミース・ファン・デル・ローエ(以下ミース)の設計した建築空間を分析し、ミースの設計手法を明らかすること、ないしミースのこれまでの建築空間を、現代において再評価・再定義することを主旨とする。またそこから得る新しい知見を今後の自身設計活動の一助とする事を目的とする。

ミースの空間性は「ユニバーサル・スペース」の言葉に表現されるように、フラットで何も無い、シンプルな空間性であるという評価が一般的である。しかし、その反面で、多くの建築家や建築史家がミースの空間性を、複雑性・流動性・領域の多層性というように論じている。その背景をもとに、本研究ではミースの壁による領域形成に着目し、その重複による空間構成法を見出すものとする。またその結果として得られる空間構成法をもとに、改めてのミース解釈をして終結とする。またそこから得られたミース解釈に基づき、テオ・ファン・ドゥースブルフとデ・スティールとの関連性を読み取り、そのプロセスの類似性を比較分析しながら、試行実験的な建築設計とする。最終的な設計は、バルセロナ・パヴィリオンをその基本モデルとし、分析による領域の重複をもとに、デ・スティール的に立体化したバルセロナ・パヴィリオンを設計した。

内部空間の様々な領域の移り変わりや、それに伴うプログラムの変化に富んだ複雑でありながら、シンプルな形の建築を設計する事が出来た。

一元的デザインから多元的デザインへ - ロバート・ヴェンチューリの建築思想を通して - 

愛される建築とはなにか。
私は愛される建築を多元的デザインとして、ロバート・ヴェンチューリの建築思想を通して考えてみることにする。
ヴェンチューリはアイロニカルな言説と図化によって自らの思想を明示してきた。
では私は、彼の言説と作品から、時間的・文化的相違による誤解を生まないよう、概念レベルの図化をしていくことで、ヴェンチューリの建築思想を明示していこうと思う。

 

具体的には、ヴェンチューリの言葉にある「ドレスについたブローチのような建築」を大きなテーマとして設計を行っていく。
そして彼の建築作法である【walk around】から敬意を評するようなライバルを設定し、建築手法である【symbolic communication】からモチーフ・プロフィール・サーフェイスを決定し、そして【your design】からパロディではなくオリジナルな作品を作るために自らの経験【your history】からくる直感を信じて3つのプロジェクトへと入って行く。

スケール・プログラム・敷地をそれぞれ、
S:東屋のようなキオスク/有楽町
M:普遍的で普通な住宅/江東区塩浜
L:いつまでも使われ続ける外部劇場/上野公園
とする。 これらは筆者の独断で決められるが、すべてにおいて普遍性をテーマにおいている。

最後に。
これらは筆者が好まないものとしてあった経済合理主義による一元的なデザイン(less design)に対して、筆者が好むものとしてあった多元的なデザイン(more design)を、自らの建築設計のマニフェストとして大きな声で宣言するためのものである。

1966年のロバート・ヴェンチューリのように。

矛盾する建築 - 重ね合わせ現象を生む空間のケーススタディ - 

人は矛盾に満ちている。何の数値的根拠もないただの感覚。これが本研究の研究背景である。ただの感覚ではあるけれど、確信を持って言えるこの感覚だけが本研究の研究背景である。人は矛盾に満ちている。人は矛盾した欲求を持っているし、矛盾を許容しているいきものである。例えば、広い空間が好きだ、でも、狭い空間も良いといったように。その相反する価値観の中で揺れ動いているのが人の心だと思うし、そこにこそ豊かさがあると考える。人は矛盾に満ちている。もし、建築が人のためにあるのだとするのなら、建築はそういった矛盾した人の感覚・欲求をできるだけ受け止めながら立つべきだ。本研究では、矛盾を許容した空間を如何に創造できるか探った。具体的には、方法としては、ポストモダン建築に対する記号性批判をふまえつつ、ロバート・ヴェンチューリの著書「建築の多様性と対立性」において語られた「重ね合わせ」を手法として用いることにより、対立した要素が同居する建築=矛盾する建築をケーススタディとして設計した。また、そうして生まれた矛盾する建築のタイポロジーも行なった。

連鎖空間研究 - 所与との対峙を通して - 

レスタウロとは単に建物を修復するのではない。それは我々が現在未来にわたって生きるために生まれ変わらせることである。そして私の建築において、既存の空間が材料の一部になるのだ。(Carlo Scarpa)
本計画は所与の空間と対峙し、空間を更新する手法の試案である。
所与に対して最小限の要素を付加することで、既存の空間性を継承しながら場所を更新する。
人間の空間知覚を、所与に存在する小さな空間から、限りなく広大な空間へと結びつける設計手法を提示することを目的とする。
スカルパの空間から、所与との空間的連鎖を生む7つの手法を抽出•展開を試みる。
計画
モデルを検証するにあたって、所与の空間の更新の速度に着目し、対比的に2つのケーススタディをおこなう。
計画1 CASE A:所与:現代の周縁における連鎖空間のモデル 
計画2 CASE B:所与:現代の中心における連鎖空間のモデル
長い間変わらなかった場所に新たなものを加えることは難しいし、はたまた常に変化を前提とする場所に新しいものを加えることも難しい。

空間のフォルムをもって切り取られる空間の断片は多様な知覚距離と方向をもって観察者の中に新たな認識として結ばれ、時々刻々と変容する所与の空間に対する観察者の記述を生む。
本研究は所与の空間との接続法を考える実験的試行である。あるいは都市、風土としての所与の空間を、フォルムを以て記述し、現代に呈示することである。

45度による空間の多様性の研究 ルイス・カーンの平面構成に学ぶ

 建物は人間が使用するために建てられるものである。機能に即した空間であるだけでなく、移動する時も留まる時も、多様な体験や変化(以下、「空間の多様性」とする)のある建物は、人間にとって魅力的である。そして人間の動線は建物の形態が持つ方向性と必ずしも一致するとは限らず、このズレが動線の行程の幅を広げ、思わぬ発見や感覚的な豊かさを享受させ、建物の魅力を高めているものであると言える。 ルイス・カーンの建物は、平面図上の幾何学構成による操作が顕著だが、力強い中心性や求心力を持ちながら、しかしそれだけが支配する空間でもない。この状態を、カーンの平面図上の45度の操作による動線と建物の方向性のズレが起こしているものと仮定して、45度の操作があらわれている作品からその状態を分析し、傾向と手法を見出し、その効果とカーンの意図を考察し、4つのタイプを得る事ができた。そして、そのタイプの中でも45度の操作によるズレが生む「空間の多様性」が顕著にあらわれていた1つのタイプの手法を基に、現在建て替えを希望される日本女子大学の大学図書館をケーススタディとして、具体的な提案を行った。

多肢的建築 ~アルド・ファン・アイクのアムステルダムの孤児院を通して~

「多肢的建築」
 ― 一様に捉えさせる建築ではなく、
             多様な個別解を導くような建築 ―

 大量生産から画一的に製品を作り出した、つまりは普遍解を求めた20世紀が終わり、今日ではその反動で様々な個別解を生み出す試みが行われている、そんな中建築のようにその持つ大きさと、ある土地から逃れられないものが、いかにして様々な個別解を単体で、導きだすかという事を考え、「多肢的建築」というものを思考した。

 本論文計画は戦後オランダの建築家アルド・ファン・アイクの代表作「子供の家」の多肢的構成を当時の彼の言説と、子供の家の形態分析を通して明らかにし、その構成を元に最も初元的な機能の建築として家を作り、子供の家の形態分析から明らかになったその多肢的構成の汎用性、現代性を確認した。さらにはこの多肢的建築をこの先の建築への試みとして提示出来ないかと試行した。

ラテン・アメリカのアイデンティティと建築表現の考察
 サンタ・クルス-ボリビアにおける空間形式の提案

■文化的アイデンティティと建築表現とは
共有の特質や思想が文化的アイデンティティの明確な指標であるが、本質的に何かのアイデンティティを判定するには他の存在に対しての相違点が必要である。ラテン・アメリカの文化的アイデンティティの形成プロセスで異文化から大きく影響を受けた出来事が多くあるが、主な3つを挙げると、15世紀末のスペインやポルトガルによる征服事業、20世紀の現代化、および21世紀現在のグロバリセーションである。それぞれの時代に、ラテン・アメリカは先進国から強い影響を受けたため、それらの国々と多くの共有特質が生まれた。その結果、ラテン・アメリカのアイデンティティを定義するに際にはそれ自信のオリジナリティーについて混乱することが多い。建築的アイデンティティは一つの文化の建築表現の特質から形成され、設計者は設計行為を通して文化的アイデンティティの成立に貢献する。建築設計をする際には、その表現はラテン・アメリカという文化のアイデンティティを表現しているのか、異文化で生まれた表現を模倣しているだけか、設計者は戸惑うこともある。
■サンタ・クルス-ボリビアの家
本論文は、サンタ・クルス-ボリビアで設計を提案する機会から誕生した。ボリビアは、経済的に他のラテン・アメリカの国と比較すると遅れており、自発的に現代かプロセスも経験せずに現在、発展途上国としてグロバリセーションを経験している。様々な文化の融合から生まれたこの社会では、先進国の建築表現はステータスのシンボルとして使用され、アイデンティティの認知は混乱状況にある。世界中の文化が一つになりつつある現在のグロバリセーション時代で、サンタ・クルス-ボリビアの文化とに適切な建築表現を提案することが今回の目的である。

可塑境界研究

本研究は、現代建築を再考する為に、近代またさらにそれ以前の建築について遡った上で近代建築を再考する必要があると考え、それらを概観することから始めている。近代建築をゴシック建築の延長上にあると捉え、ゴシック建築の対立項としてバロック建築、近代建築(CIAM)の対立項としてフーゴー・ヘーリング/ハンス・シャロウンに着目する。近代建築の対立項として導かれた二つの空間を関連付けて分析を行うことで近代建築とは異なる方法論を導くことを目的としている。
バロック建築に見られる外部空間と内部空間という二つの空間の残余として生まれている空間的ボリュームをもった壁(境界)を「可塑境界」と名付け、可塑境界という概念をハンス・シャロウンの建築の中に発見することで分析を行う。ハンス・シャロウンの空間を分析するにあたり、戦後の数々のプロジェクトへの足掛かりになっていると考えられるナチ政権下における住宅作品を中心に、特徴的な7つの住宅を取り上げている。規模の小さい住宅作品を分析することにより、ハンス・シャロウンの建築におけるプライマリーな空間の型を抽出することを試みる。
分析は、平面図から軸線とそれに沿った矩形を抽出し、それらの矩形が接する部分・重複する部分を可塑境界として読み解く。そして、平面図から分析に基づくダイアグラムを作成する。この分析は、ハンス・シャロウンの空間に於いて可塑境界が空間同士の関係性をつくり、空間同士の連続・重複・分化等を生んでいることを読み取る作業であった。
また、作成した7つのダイアグラムを合成して住宅を設計し、本研究が新たな建築の方法論として展開できる可能性を示した。

​~ 関連する建築家 ~
アルゴリズム建築・Algorithmic Architecture

アルゴリズム建築とは、情報処理技術を用いた、解像度の細かい離散過程を伴う設計の手法で、自然と人間の関係、自然と作為=人工的な構築の関係を再び定義し直すものである。自然は無限の連続体であるのに対して、そこにデザインの過程で人間の解釈が加わると必然的にその自然は有限の要素へと「離散化」される。アルゴリズムとは、同じく自然を離散化して理解するための方法でありながら、従来の近代までの解像度の粗い離散化過程とは異なり、より解像度の細かい自然の離散化を行ない、連続体としての自然そのものへと限りなく近づこうとする試みである。

​~ 関連する建築思想 ~
アルゴリズム建築・Algorithmic Architecture

アルゴリズム建築とは、情報処理技術を用いた、解像度の細かい離散過程を伴う設計の手法で、自然と人間の関係、自然と作為=人工的な構築の関係を再び定義し直すものである。自然は無限の連続体であるのに対して、そこにデザインの過程で人間の解釈が加わると必然的にその自然は有限の要素へと「離散化」される。アルゴリズムとは、同じく自然を離散化して理解するための方法でありながら、従来の近代までの解像度の粗い離散化過程とは異なり、より解像度の細かい自然の離散化を行ない、連続体としての自然そのものへと限りなく近づこうとする試みである。

【 2 】建築設計・各提案プロセスの作品パターン

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【 1 】建築設計・各提案プロセスの評価項目

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