​全国ケンコミ建築設計研究所
​これからの建築を考える

この日本には課題がたくさんある課題先進国であるが一方で課題解決先進国でもある。

今現在も多くの課題を解決するためたくさんの人が考えている。建築学生もその一人になろう。みんなで協力して考えていくべきだ。様々な方の教訓を建築の視点でとらえアーカイブを行う。

​~ Session1偶発的多様な空間 ~
​第1章 多角度配置
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藤本壮介:伊達の援護寮

いろいろな性格の居場所を連ねていくことで全体が成立している。5.4m角のブロックが角で接しながらさまざまな角度で連なっていくことで、その隙間や突き当たりに、さまざまなスケールの場所が生まれる。街に例えるなら、まず大通りを作って大きな広場を作り、みんながそこに集まるのではなく、小さな路地をつなげて、その曲がり角ごとに小さな居場所を設けていった感じである。そうすることで家のような落ち着いたスケールと都市的な多様性が両立する。

​第2章 屈曲した壁配置
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藤本壮介:武蔵野美術大学 美術館・図書館

桜の並木に沿って近づくとき、この建物のわずかに屈曲した外壁をなす書架を覆ったガラスが周囲の風景を反射して映し出す。ガラス張りの大きな開口部を通して、内部の巨大な書架の連なりやキャットウォークが視界に入ってくる。まなざしは内外の境界をはっきりと定められずに前後左右に泳ぎ、その揺らぎを楽しむ。外壁のガラスを固定する金物が視線の運動を適度に留める点となって、その揺らぎを混乱にまでは陥らせない。

内部と外部の境界を曖昧にして、「内部でも外部でもない場所」をつくりだそうとする藤本の試みは、この図書館においておおよそ成功しているように見える──ただ、まさに内部と外部の境界が問題にならざるをえない一点、エントランスを除いては。視覚的な連続性が強調されているだけに、入り口の通路は極端に狭い印象を与える。所蔵する書物の貸借を行なう図書館という場の性格上、出入館の厳重な管理が不可欠であるにしても、境界の存在がそこで強く意識されてしまうことは否めない。
「内部でも外部でもない場所」とは畢竟「情報」が流れる場であろう。図書館内に発する渦巻きは不可視になって無限に拡大してゆく。この建築のエントランスとは、書物の時代とそれ以後の電子情報の時代との境界でもあろうか。この渦巻き状の建築によって藤本は、そうした時代の断層をも孕んだ、現代にふさわしい「知の装置」──ミクロコスモス──の空間的モデルを提示しえたように思われる。
 

​第1章 多レベルの床配置
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藤本壮介:House NA

全面ガラス張りと言う奇抜な住宅だ。おしゃれなカフェやショップではなく実際に家族が住む住宅であると言うことがこの建築の驚くべき点だ。開放感と軽さを感じる。もちろんこの建築には賛否両論が存在する見えすぎないか?プライバシーの問題や夏は暑く、冬は寒くないか?などいろいろ問題があるのでは思ってしまう。実はカーテンがあり、それによりプライバシーは守られていると言う。住民はこの建築に満足しているという。た

​第1章 多角的な屋根配置
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妹島和世+西沢立衛:Junko Fukutake Hall

「地域に根ざし、学内外の人々が親しみと誇りを持てるような大学」。それが岡山大学のあるべき姿のひとつです。Junko Fukutake Hallは、まさにそれを象徴する建物となっています。四角く閉じられた建物ではなく、開かれた開放的な建物にすることで、地域に開かれた大学であるという岡山大学のメッセージを新たに伝え、学生や教職員、地域の人々が集える施設。人々が気軽に関わりあえる交流の場として、また大学と地域を繋ぐ架け橋として重要な役割を担います。

場所は、鹿田キャンパス内医学資料室・研究棟に隣接し、建物にはホールやコモンズスペース、中庭や屋根下広場が造られています。