​全国ケンコミ建築設計研究所
​これからの建築を考える

この日本には課題がたくさんある課題先進国であるが一方で課題解決先進国でもある。

今現在も多くの課題を解決するためたくさんの人が考えている。建築学生もその一人になろう。みんなで協力して考えていくべきだ。様々な方の教訓を建築の視点でとらえアーカイブを行う。

​~ Session1自然と人工物の関係 ~
​第1章 自然と人工物の中間

藤本壮介:伊達の援護寮

意図のない場所を、意図的にデザインすることは可能なのだろうか。僕は可能だと思う。  意図のない空間のもっとも身近な例は、それは自然であろう。自然の中の場所はある意味で「Space of no Intention」である。そして自然の場所が作られるやり方というのは、部分と部分の関係性によって秩序付けられている。ここでふたたび「部分の建築」に立ち戻る。部分と部分の関係性、居場所としての建築、意図のない空間、それらが一続きの円環になる。  意図のない空間は、自然と人工のあいだのような存在になるだろう。それは今までの人工物の概念を少しだけ更新することになるだろう。そのような更新をするには、案外建築は向いているのかもしれない。なぜなら建築においては、居場所などというあいまいな性質が許されるから。あいまいゆえに強固な場所である、という矛盾が可能であるから。建築の緩さゆえの可能性である。
  この援護寮には、簡単に引くことができる通り芯がない。全体に通じる大きなグリッドの代わりに、それぞれの場所の関係の中でゆがみながら成立する座標系がある。それは新しい座標系を示唆している。デカルト・グリッドでもなく、自然のものでもない、デザイン可能な不確定性、乱雑さと秩序の同居するような座標系。座標系というのは、単に形のことではなく、何か新しい価値観、僕たちがものを見るときの枠組みのようなものである。そして建築を設計するということは、そのような新しい座標系自体を模索することだといえるのではないだろうか。

藤本壮介:L'arbre blanc de Montpellier

このモンペリエの「白い木」L’arbre blanc de Montpellierと呼ばれる、このちょっと奇抜な建物、2015年から2017年にかけてモンペリエに、ある複合施設が建設予定です。
大学図書館の近く、Luz川のほとりに立てられるこの建物は、17階建てで、56メートル。上部には120アパート。レストラン、バー、アートギャラリーなど入居予定。「私はモンペリエの気候と屋外思考の生活特性にのダイレクトにインスピレーションを得ました。住居空間はオープンで、外側に向かって突き出ています」6月19日、フランス・モンペリエにて建築家・藤本壮介氏が手がけた最新作の完成式典が開催された。「L'Arbre blanc(白い木)」と名付けられた集合住宅は、各戸のバルコニーが枝のように突き出しており、まさに大木のような独創的な外見をしている。これまで国内外のプロジェクトで数々のセンセーショナルな作品を生み出してきた藤本氏が思い描く“建築の未来像”とは?

​第1章 自然と人工物の中間エレメント

隈研吾:Water / Stone

湖に向かう斜面地に、日本庭園と一体化したヴィラをたてた。一棟の大きな建物をたてるのではなく、機能に応じて5棟に分割して、完全に別棟化することによって、建築を複雑な地形へとなじませることが可能となり、村のようなヒューマンな雰囲気を創造することができた。
5棟にはそれぞれ別のデザインを与えながら、多様性の中のハーモニーを実現していった。
各棟と斜面との間のランドスケープデザインには特に気を配り、水盤、石組などの建築でもなく大自然でもない、中間的ヴォキャブラリーを用いて、屋根の勾配やエッジの薄さによって統一感を与え、大地と建築との調停を図っていった。

​第1章 自然と建築の中間的スケール

隈研吾:WOOD / PILE

ドイツ・ミュンヘンの郊外、ルードウィッヒII世のノイシュバンシュタイン城にも近い森の中に建つ、瞑想のための建築。
Spaの聖地として知られるDas Kranzbachの客が、この小屋の中で瞑想、ヨガを体験することができる。
敷地周辺に自生するモミの木を30㎜幅にスライスし、小枝のように積み重ねることで、森と建築の中間的なスケールを作り出し、人間を森の中へと溶け込ませる空間とした。トップライトから射し込む光はその小さな木の枝で拡散され、木漏れ日のような効果をもたらす。

​第1章 自然と建築の中間的スケールとエレメント

隈研吾:Dallas Rolex tower

このプロジェクトは、自然な、ヒューマンスケールのヒダを、ダラスの車中心の生活様式に投じる機会となる。建築は、トランプの束のように、床と日よけのルーバーが連続して敷地上を行き来している。緑化されたレイヤーは、周囲の庭園や町並みと、屋上のプライベートな庭とイベント空間とを視覚的につなぐ役割も果たしている。このランドスケープの考え方は、日本の城の石垣の考え方からヒントを得ている。石垣は、建築と自然との媒介をする中間的な存在であり、建築の一部である西欧の基壇と比較すると、より自然に近いデザインとなっている。ダラスの標準的なオフィスビルとランドスケープを結び、さらに融合することにより、我々は、新しいタイプの、自然で、かつ都会的なアイコンを作りたいと考える。また、そのアイコンは、ハーウッド芸術地区とダラスへの玄関口ともなる。

​第1章 自然と人工の曖昧

隈研吾:ハンス・クリスチャン・アンデルセン美術館

童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンが生まれたデンマーク、オーデンセ市の中心地にアンデルセン美術館と庭園、ティンダーボックス(火打箱)と呼ばれる子供のための文化施設を新設する計画。

アンデルセンの人生や作品、その世界観をナレーションやオブジェクト、セノグラフィを通して体感できる美術館。アンデルセンの作品にはファンタジーの世界だけではなく作家の数奇な生涯や旅での経験が投影されている。その中で特徴的なのが物事の”Duality – 二面性”である。現実と空想、自然と人工、人間と動物など相反する物が作品中では同一物の裏と表であったり、混在したり、境界線があいまいな世界観を描いている。

美術館は大きさの異なる円形の展示室を数珠のようにつないだ平面構成としている。それらの展示空間を編むようにスロープをつくり、地上から地下空間へとビジターを導く。庭もアンデルセンの世界をつくる重要なエレメントの一部である。展示室を地下に設ける事で地上面のほとんどを庭にあてている。庭の空間は地下階の展示室をなぞるように曲線の緑の壁:ヘッジで構成し、室内の展示空間と地面を境に裏表になるような計画としている。地面という境にいくつかの穴:サンクンガーデンを開けて現実:地上と想像:地下の世界とのリンクをつくっている。

入り組んだ室内、屋外、地下空間を編む曲がりくねった動線は展示の中から裏側に回りこんだり、外への景色が開けたり、暗くなったりと異なる世界を行き来しているような不思議なセンセーションを生み出している。

 コンセプト ~

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