​全国ケンコミ建築設計研究所
​これからの建築を考える

この日本には課題がたくさんある課題先進国であるが一方で課題解決先進国でもある。

今現在も多くの課題を解決するためたくさんの人が考えている。建築学生もその一人になろう。みんなで協力して考えていくべきだ。様々な方の教訓を建築の視点でとらえアーカイブを行う。

​~ Session1 半透明・コロナ空間 ~
​第1章 木製ルーバー

隈研吾:那珂川町馬頭広重美術館

 印象派に大きく影響を与えた浮世絵の画家、歌川広重の作品を展示する美術館。彼が木版画の中に作り上げた独特の空間構成を建築化しようと考えた。彼はレイヤーの重なりとして、三次元の空間を表現しようと試みた。西洋絵画におけるパースペクティブを用いた三次元空間とは対照的な方法であり、この透明なレイヤー方法はフランク・ロイド・ライトの建築にも大きな影響を与えた。地元の特産品である杉材を用いて作った木製ルーバーを用いて、このスーパーインポジションの方法を建築化しようと考えた。
この杉材は、不燃処理、防腐処理をほどこす事によって屋根材としても用いる事が可能となり、ルーバーによって太陽の光をカットし、また庇を長く出した独特の断面形状によって、高い環境性能を獲得することができた。杉材の他にも、地元産の石材、地元の職人が漉いた和紙などを多用することで地元の経済を再活性化し、工業化社会以前に存在していた東京に依存しないローカルな循環と地域のコミュニティーを再生させようと試みた。

隈研吾:ガーデンテラス宮崎

地方都市の工場跡地を、中庭型のホテルとして再生した。竹をプロジェクトのテーマとして選択し、中庭には竹を植え、建物の外壁もインテリアも竹で覆った。建物は2階建てにおさえて周囲の住宅との調和を図った。水と竹の中庭の中央にガラス張りのチャーチを設け、竹林の中で結婚式がとり行われる。竹の中庭には、質感と光で満たされた不思議な空間が出現する。

​第1章 竹製ルーバー

隈研吾:小さな建築 竹の家

「Bamboo House」の経験を生かして、竹でつくった中国の「Great (Bamboo) Wall(2002年)」です。中国という国は、大きくて強いものが好きな国ですから、最初は、本当にこの国で小さくて柔らかいものをめざしている私の建築が受け入れられるのか、少し不安に感じていました。しかし意外にも、中国でもそういった私の建築を好きな方がたくさんいらっしゃって、このプロジェクトは実現しました。万里の長城の脇が敷地で、地面はいじらずに建てることを決め、建物の方を、万里の地形に合わせて有機的な形態としました。使用した竹は、「Bamboo House」の外壁で使用したものと同じ直径60ミリの竹です。

​第1章 プラスティック製ルーバー

隈研吾:Plastic House

2枚の4mm厚FRP(ガラス繊維補強プラスティック)の間に、光を透過する断熱材を挟んで、障子のようなトランスルーセントな効果を持つ外壁を作ることができた。障子のようなトランスルーセント(半透過性)な素材を用いて、日本の伝統的空間のもつ、やわらかな光の質を、現代の都市の中で再生しようと試みた。階段やバルコニーの床にはFRPでできた既製品のグレーチングを用い、手摺にもFRP製の角パイプ、丸パイプを用いた。FRPの持つ、生物的な柔らかさ、やさしさを活かし、都市と共に呼吸するような、生物的住宅を作りたいと考えた。プラスチックのような工業製品を用いても、人間の身体となじむやわらかく、やさしい空間をつくることに挑戦した。

​第1章 セラミック製ルーバー

隈研吾:サントリー美術館

2枚の4mm厚FRP(ガラス繊維補強プラスティック)の間に、光を透過する断熱材を挟んで、障子のようなトランスルーセントな効果を持つ外壁を作ることができた。障子のようなトランスルーセント(半透過性)な素材を用いて、日本の伝統的空間のもつ、やわらかな光の質を、現代の都市の中で再生しようと試みた。階段やバルコニーの床にはFRPでできた既製品のグレーチングを用い、手摺にもFRP製の角パイプ、丸パイプを用いた。FRPの持つ、生物的な柔らかさ、やさしさを活かし、都市と共に呼吸するような、生物的住宅を作りたいと考えた。プラスチックのような工業製品を用いても、人間の身体となじむやわらかく、やさしい空間をつくることに挑戦した。

​第1章 木製パネルスクリーン

隈研吾:サントリー美術館

隈研吾氏設計のABC朝日放送新本社ビル、大阪芸術大学のキャンパスなどが入居する堂島リバーフォーラム、商業棟の堂島クロスウォーク、タワーマンション等からなる福島区の新都心候補ほたるまち。
「水辺の空間を活かし、川と空に向かってひらかれた二つの広場」ABCリバーデッキは、植栽なども含め予想よりやや小ぶりで空には開かれた印象を受けたが、川との連帯性はあまり感じられなかった。
B地区の商業棟や住居棟に囲まれた広場もしかりだが、こちらは視覚の「抜け」がさりげなく配されているせいか、大きく開かれたデッキ部分より居心地のよい空間。

​第1章 瓦パネルスクリーン

隈研吾 :新津 知・芸術館

知芸術館は、道教の聖地老君山のふもとに光と水をテーマとした美術館である。ファサードには地元の瓦を透過性のあるスクリーンに用いた。現地の工場で伝統工法によって作られたラフでナチュラルなテクスチャーを持つ瓦を、ステンレスのワイヤーで固定することで、軽やかで、しかも質感のあるスクリーンを創造した。

​第1章 タイルパネルスクリーン

隈研吾 :セラミッククラウド

イタリアのレッジオ・エミリアにあるセラミックタイルメイカー、カザルグランデ・パダナ社のためのモニュメント。この地域特有の美しい草原風景の中で、タイルを単に仕上げ材として使うのではなく、それ自体を構造体として用いることで薄さや繊細な質感など、タイルそのもののマテリアリティーが周囲に融けこむことを目指した。

材料試験によりタイルに十分な面的剛性があることがわかり、それを利用した架構をカザルグランデ・パダナと共同で開発した。具体的には600mmx1200mm厚さ14mmのタイルを、最大限に孔を確保するよう立体的に積み重ね、それらを端部でステンレスの柱が繋ぎとめるといった組積造とラーメン構造の中間に位置する形式である。タイルの面的剛性が柱の座屈補剛と水平剛性を高めるため、柱は直径20mmの華奢なものとなった。また角度を変えながら千鳥配置することで、高さ5.4mm、長さ45mの極端に細長い形状でありながら全体として高い剛性と耐力を持つ安定した架構となった。

レッジオ・エミリアの草原の中にあるロータリーに立つモニュメントはハイウェーで近づく車からは薄い垂直の線として見えるが、ロータリーを回るときに線は全長45mのポーラスな壁に姿を変える。1052枚のタイルが放つ圧倒的な存在感の壁は角度のついた孔のパターンにより、見る位置や時間によって刻々と変化していく。

数ヶ月の工事の間、少しずつ出来上がっていくこのモニュメントを見て、その構造の透明性、周辺環境や天候に敏感に反応する繊細な輝きに驚かされた。柔らかく、軽やかな、そして刹那的なこの体験を“Ceramic cloud”と名づけた。

​第1章 ガラスパネルスクリーン

隈研吾:マルセイユ現代美術センター

アートの地域分権を目的として、1982年に設立されたFRAC(FOND Regional D’ Art Comtemporain)のプロバンス、アルプス、コートダジュール地域での拠点施設。FRACは、若いアーティストの育成、新しいアートの創造を目的とする地域密着型の組織であり、本計画もFRACの理念に従い、従来の閉じた箱としての美術館に代わる、地域に開かれた建築をめざした。

敷地はマルセイユのウォーターフロント地区に位置し、2つの道路に囲まれて、三角形の特徴的な形状をしている。閉じた箱状の展示空間を作るのではなく、マルセイユ独特の狭い路地がそのまま立体化して、その立体化された道路そのものが、展示空間として使用できるという計画とした。コルビュジェはマルセイユのユニテ・ダビタシオン(1952)で同じように路地の共同化を試みた。われわれは、スパイラルという新しい概念を用いて、三次元の路地を表現しようと試みた。コーナー部分と、通り隣地に面して空中テラスを設け、テラスそのものが屋外アートの制作、展示、さまざまな会合、パーティにも使われる多目的空間と位置づけた。

外装には、エナメルガラスを用いて、粒子が集積したようなやわらかなファサードに挑戦した。エナメルガラスのパネルには、それぞれが微妙にことなる角度でとりつけられ、地中海の強い光を、細かい粒子へと分解する。コルビュジェは、プリーズソレイユで光の問題を解決しようと試みたが、われわれは粒子を用いてその問題を解決しようと試みた。「壁のない美術館」とはアントレ・マルローが1947年に提唱したアイディアだが、われわれはこの「あいまいなファサード」を用いてマルローの試みを継続しようとした。

第6章 外部空間と一体になる

藤本壮介:Serpentine Gallery Pavilion

「建築が自然とどう違うのか、どのように建築が自然の一部になるのか、どのように融合できるのか、それは本当に根本的な問題です...自然と人工物の境界は何かパビリオンは、きらめくマトリックスのように地面から立ち上がるように見えた複雑な格子模様の20mmの白い鋼鉄製の柱で構成されました。パビリオンは、藤本が「透明な地形」と表現した自由に流れる社会空間として意図されました。
「2013年のパビリオンでは、建築の風景を提案します。透明な地形で、人々がさまざまな方法でサイトを操作したり探索したりできるようにしています。構築されたジオメトリで織り交ぜられた周囲の植物の生命。自然と人工が融合する、新しい環境の環境が作成されます。建築と自然だけではなく、2つのユニークな出会いです。」
「パビリオンは繊細な3次元構造です」と彼は続けます。「各ユニットは細い鋼棒で構成されています。半透明の不規則なリングを形成し、同時に訪問者を要素から保護すると同時に、訪問者をその一部のままにします。全体の設置面積は350平方メートルで、パビリオンには2つの入り口があります。一連の階段状のテラスには、パビリオンを柔軟で多目的のソーシャルスペースとして使用できる座席エリアがあります。繊細な品質半透明性によって強化された構造の構造は、公園の起伏から霧が立ち上がるように、幾何学的な雲のような形を作り出します。特定の視点から見ると、パビリオンは古典的な構造と融合しているように見えますサーペンタインギャラリー。訪問者は宇宙空間に吊り下げられました。」

第6章 素材による半透明性

隈研吾:福崎空中広場

981.90m2子供をサポートする活動を続けるNPOのための、テンポラリーで移動型の多目的スペース。外部でも内部でもない曖昧で自由な場所を作り出すために、オレンジ色のビニールカーテンで空間を覆った。ビニールカーテンは通常倉庫や工場の入口に使われる半透明のタンザク形状の素材で、それをワイヤーで縫うことによって、機密性を獲得した。将来の別の場所への移動を前提とし、厚さ68mmmのサンドイッチ構造の鉄製のスラブと114.3mmの鉄パイプの柱とをダボでジョイントするという、解体が容易なユニークな構造システムを採用した。

 コンセプト ~

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