全国ケンコミ建築設計研究所
建築の基本要素の概念
建築系のアルバイトに様々な種類があります。自分の好きな仕事を探して
アルバイトを始めよう!建築の業界にはゼネコン、組織設計、アトリエの3つがあります。
それぞれ仕事の内容や給料、雰囲気などが全然違います。
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【必須1】 . エントリー期間 6月1日~8月1日23:59
全国ケンコミ建築設計研究所
これからの建築を考える
この日本には課題がたくさんある課題先進国であるが一方で課題解決先進国でもある。
今現在も多くの課題を解決するためたくさんの人が考えている。建築学生もその一人になろう。みんなで協力して考えていくべきだ。様々な方の教訓を建築の視点でとらえアーカイブを行う。
~ Session1空間性「石」 ~
第1章 石の空間性

隈研吾:石の美術館
米を貯蔵していた80年前の古い石造を再利用し、石を素材とするアートやクラフトの展示空間として再生させた。中に展示されるものが、石をテーマとするというだけでなく、建築自体においても石という素材の新しい可能性を拡張した。室内空間だけで成立するような展示空間ではなく、3つの石倉の中間のスペースをも半屋外の展示空間としてデザインすることで、内外を自由に行き来する自由なシークエンスが生まれた。
石の蔵に用いられていたのと同一の芦野石を用い、新しい石のディテールに挑戦した。石の水平ルーバーと、約三分の一のピースを抜き取って作ったポーラスな組積造の2種類のディティールを組み合わせることで、独特の光の効果を内部に作り出した。
第1章 石と透過性

隈研吾:LVMH 大阪
ルイ・ヴィトン・ジャパンのグループのブティックとオフィスからなる複合ビル。大阪、御堂筋の喧騒の中に、一つの「光る石の箱」を置いた。通常、建築は様々な二項対立の複合としてデザインされる。たとえば壁対窓、透明対不透明、商業な華やかなファサード対オフィスの堅甲なファサード。しかし、この計画では二項対立を解消し、連続的なスペクトルを都市の中に提案した。そのために微妙に異なる3種類の「光を透かす石」を用意した。ここでは厚さ4mm、75μ、30μという3種類の「光を透かす石」の組み合わせによってデザインを行った。
パスキタン産のグリーンオニクスを両側から2枚のガラスでサンドイッチした4mmの石。オニキスのパターンを75μ厚のペットフィルムに転写した75μの石。多色刷のセラミックプリントの手法によってガラスに直接転写した30μの石の三種類である。3つの手法の組み合わせによって快適で機能的なオフィス空間を作る事が可能となった。3つの「光を透かす石」は、一見したところは同一の素材のようなあり方から、夜と昼によって、光のあり方によって表情を変え、石という具象的で不透明であるはずの物質が徐々に抽象的で透明な素材へと転換していく連続的プロセスを我々に見せてくれる。
第1章 石の建築化

隈研吾:Jeju Ball
済州島を訪れた時、黒いポーラスな火山岩に出会い、この石のもつまるくやわらかな感じ、ポーラスな感じをそのまま建築へと翻訳したいと考えた。
ひとつの家自体を、黒くまるい石としてデザインした。遠くから見れば、家が一つの石ころであり、近寄ってみれば、家の様々な部分が黒い石で作られている。黒い石ころの隙間から光がもれてくるディテールを創造した。黒いポーラスの質感が、済州島の景観を決定している。その質感をそのまま建築へと昇華させた。

隈研吾:中国美術学院民芸博物館
中国美術学院のキャンパス内にたつ、クラフト・ミュージアム。敷地はかつて茶畑であった。その丘の勾配に沿って傾斜した床を連続させ、大地と一体化し、大地を感じることのできるミュージアムをめざした。平行四辺形を単位とする幾何学的分割システムによって、複雑な地形をフォローするプランニングを行い、単位ごとに小さな屋根を架けることによって、瓦屋根が連続する「村」のような風景が生まれた。
ステンレスワイヤーで瓦を吊ったスクリーンで外壁は覆われ、この瓦スクリーンは太陽光をコントロールして、ミュージアムにふさわしいやわらかな光を室内に導いている。屋根スクリーンともに、民家で使われていた古瓦を用い、そのサイズのバラツキが、建築をより大地になじませる働きをはたしている。