​全国ケンコミ建築設計研究所
​これからの建築を考える

この日本には課題がたくさんある課題先進国であるが一方で課題解決先進国でもある。

今現在も多くの課題を解決するためたくさんの人が考えている。建築学生もその一人になろう。みんなで協力して考えていくべきだ。様々な方の教訓を建築の視点でとらえアーカイブを行う。

​~ Session1空間性「竹」 ~
​第1章 スクリーン空間
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隈研吾:小さな建築 竹の家

「Bamboo House」の経験を生かして、竹でつくった中国の「Great (Bamboo) Wall(2002年)」です。中国という国は、大きくて強いものが好きな国ですから、最初は、本当にこの国で小さくて柔らかいものをめざしている私の建築が受け入れられるのか、少し不安に感じていました。しかし意外にも、中国でもそういった私の建築を好きな方がたくさんいらっしゃって、このプロジェクトは実現しました。万里の長城の脇が敷地で、地面はいじらずに建てることを決め、建物の方を、万里の地形に合わせて有機的な形態としました。使用した竹は、「Bamboo House」の外壁で使用したものと同じ直径60ミリの竹です。

第6章 地形(洞窟)を建築化
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隈研吾:Cha Cha Moon

ロンドン西部Bayswaterにたつ、Whiteleysというショッピングセンター内のnoodle bar. 竹を用いて洞窟上の空間を作った。万里の長城にたつBamboo Houseでは竹は垂直に用いたが、このプロジェクトでは、竹を水平に用いて洞窟の断面を作り、両端にミラーを配置することで、シームレスな空間を作った。洞窟とは、室内に作られたもうひとつのroofである。壁で空間を作るのではなく、roofで空間を作ろうというのがわれわれの建築に対する基本的アプローチである。ベンチは3.2mm厚の鉄板を折り紙のように曲げることによって、強度を得た。

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隈研吾:koé donuts

京都を代表するアーケード、新京極通りに沿って建つ、「和」をテーマにした体験型のドーナツファクトリー。
「地産地消」の考え方を空間にも展開し、京都嵐山の竹を用いて、柔らかで、心を癒す「竹の洞窟」を創造した。
京都の竹細工師「竹定商店」とコラボし、伝統的な六つ目編みの技術で作った竹籠572個を、特別に開発したフレキシブルジョイントで、下地に取り付けることで、自然の洞窟のようなランダムネスを持つ「竹の洞窟」が出来上がった。