​全国ケンコミ建築設計研究所
​これからの建築を考える

この日本には課題がたくさんある課題先進国であるが一方で課題解決先進国でもある。

今現在も多くの課題を解決するためたくさんの人が考えている。建築学生もその一人になろう。みんなで協力して考えていくべきだ。様々な方の教訓を建築の視点でとらえアーカイブを行う。

​~ Session1震災復興 ~
​第1章 縁側の商店街
2.jpg

隈研吾:南三陸さんさん商店街

東日本大震災(2011)で壊滅的被害を受けた南三陸町の2つの商店街(志津川地区、歌津地区)の再生プロジェクト。
10mの盛土によって生まれた新たな地面の上に、かつての商店街が有していた、ヒューマンなにぎわいを再現するために、地元三陸杉を用いた在来木造による、「縁側」のついた商店街を計画した。
大きくはり出した庇に覆われて作られた「縁側」に商店の機能が浸みだし、街路と商店をつなぐ、新たな中間領域が生まれた。
海が身近に感じられることを第一目標に全体配置を計画し、10mの盛土にもかかわらず、海との一体感を再生することができた。津波の被害を受けてもなお、海を愛し続ける南三陸の人々の熱い思いを形にすることができた。

​第2章 みんなの場
02fe1d7d4d5510dc7627fcf11418bad7-680x453

妹島和世+西沢立衛:宮戸島月浜のみんなの家

美しく広がる砂浜に、復興の起点となる「みんなの家」を月浜の方々とつくることになった。動きのある軽やかな屋根を持つ作業場は、鉛直ブレースや耐震壁をなくした開放的なラーメン構造とし、休憩所は、海に向かって開く作業場とひと続きの空間とした。朝日が昇る頃、漁師が採れた物を並べて賑わい、昼には人々が砂浜を眺めてゆったりしている。夕暮れ時には仕事を終えた漁師の酒盛りが始まり、波の音に溶け込んで夜が更けていく。かつてこの場所にあったいきいきとした浜の風景が、この「みんなの家」をきっかけに再び広がっていくことを期待している。