​全国ケンコミ建築設計研究所
​これからの建築を考える

この日本には課題がたくさんある課題先進国であるが一方で課題解決先進国でもある。

今現在も多くの課題を解決するためたくさんの人が考えている。建築学生もその一人になろう。みんなで協力して考えていくべきだ。様々な方の教訓を建築の視点でとらえアーカイブを行う。

​~ Session2 建物の老朽化 ~
​第1章 朽ちるインフラ問題

東洋大学教授 根本祐二

 笹子トンネル事故以来、社会資本、つまり公共施設やインフラの安全に対する注目が高まっている。

日本の社会資本は短期間に集中して整備された。国土交通省社会資本整備審議会の資料によると、道路が最も多く建設されたのは1960年代後半、橋梁が70年代前半、河川(水門、ダム)が80年前後、港湾が80年代前半、公営住宅が70年代前半、公園が70年代後半、学校施設が70年代後半から80年代前半である。これらは現在30~40年経過していることになる。

今後これらがいっせいに老朽化し崩壊の危険は加速度的に高まる。これが“朽ちるインフラ”問題だ。老朽化の症状が唯一笹子トンネルの天井板だけに表れ、他は安全だという理屈はあり得ない。同じような事故は全国どこで起きても不思議はない。この危機感をまず共有すべきだ。

​この問題に対して何らかの手法や提案を示さなければならない。朽ちるインフラを稼ぐインフラにしていかなければならない。そして維持する。例えばリノベーションや街づくりによって。

計画主義経済をやめて市場にゆだねるしかないのか

日本の国全部を計画してきれいにしていくのは難しい。日本の経済的には。うまくいけばポートランドになるけどへたするとデトロイドになることを肯定する。

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