​全国ケンコミ建築設計研究所
​これからの建築を考える

この日本には課題がたくさんある課題先進国であるが一方で課題解決先進国でもある。

今現在も多くの課題を解決するためたくさんの人が考えている。建築学生もその一人になろう。みんなで協力して考えていくべきだ。様々な方の教訓を建築の視点でとらえアーカイブを行う。

​~ Session1 造形性 ~
​第1章 幾何学の造形美

安藤忠雄:天王寺博覧会テーマ館(天王寺公園映像館・植物温室)

グリッド状のアトリウムとコンクリート打ち放しの円形棟、そしてアプローチへといざなう列柱。安藤氏が良く使う手法をここでも見ることが出来る。四角い箱に三角のガラス屋根部分を組み合わせ、円形状の棟を配置する積み木のような簡単な構成でバランスは取れているが、80年代の名だたる安藤作品と比べると少し物足りない印象を受けた。内部空間は打ち放しのコンクリートに鉄骨トラス屋根の複雑な陰影が映し出されていて美しい。
円形の棟からはゆるやかな弧を描いたスロープになっており、その先には映像館があったが現在は閉鎖されている。

安藤忠雄:紀陽銀行堺支店(紀陽堺ビル)

和歌山県に本店を置く紀陽銀行の実質的な拠点となる建物。バブル末期の1991年はじめに計画が始動し、建物が完成したのはバブル崩壊後、景気の低迷を確実に体感できるようになった1994年だった。
同時期の大阪では、サントリーミュージアム近つ飛鳥博物館など、大規模な安藤建築が
次々と誕生しており、紀陽堺ビルも今日では採用されそうにも無い大胆なデザインになっている。表面積の広い建物の大部分をコンクリート打ち放しとし、低層部のガラス張りの円筒部分と、その上部に挿入された、大きく開いた風穴のような箇所のヴォイド空間に面した部分が主な開口部となっている。周辺は10階を超えるような建物がほとんど無く、コンクリートの壁のようなこの建築は大いに目を引くものになっているが、厚みを抑えた上層部と向こうが見通せる風穴のおかげか圧迫感を感じることはなかった。

安藤忠雄:旧サントリーミュージアム[天保山](大阪文化館 天保山)

サントリー創業90周年を記念し、佐治敬三氏が大阪に芸術や文化と親しめる空間、そして街中では中々見られない「きれいな夕日」を眺められる美術館の設計を安藤忠雄氏に依頼。
中之島や市街地の建物のように、”水辺に背を向けて”建てられたものではなく、海を取り込み、美術館から海へ降りていく広場を配置、親水を意識したサントリーミュージアムが完成した。
建物は直方体の美術館(ギャラリー)と逆円錐形に入るIMAXシアターやショップなどから構成される複合施設。ガラス面を多く採用し、空の青や海の濃紺を取り込み、時間帯によって様々な表情を見せてくれる。

​第1章 グリットの造形美

安藤忠雄:アランジアロンゾビルヂング

大阪・南船場に建つ、キャラクターデザイン会社の店舗とオフィスからなる本社ビル。
グリッドを基本としたコンクリートの外観にすりガラスの張られた組み合わせは、一目見ただけで安藤建築であることを連想させる。幾何学的に構成される無機質なコンクリート打ち放しの建物が、アランジアロンゾのキャラクターたちの独特な魅力をより際立たせていて、建物と事業者のデザイン面での相性の良さを感じる。また、オープンスペースやバルコニーから顔をのぞかせる植栽もバランスよく配置されており、建物の特色を活かしたデザイン会社の社屋らしい生き生きとした建築に仕上がっている。

​第2章 エレメンタルで記号的な造形

安藤忠雄:大阪港国際フェリーターミナル

パンスタードリーム・新鑑真など、南港→韓国(釜山)・中国(上海)間でコンテナと人を運ぶ。建物は南東部分が欠けた、270度の逆円錐形のガラスドームを、コンクリート打ち放しの円筒型の階段+エレベーター室部分が支えるデザイン。
南東部分のエントランス側から建物全体を見ると、なにかのモニュメントのように見えて面白い。

​第2章 シンボリックな造形

隈研吾:日本平夢テラス

富士山を望む名勝地、日本平山頂に建つ、展望施設と空中回廊。
法隆寺の夢殿にヒントを得て、八角形というジオメトリーに挑戦した。
東西南北という直交軸をベースにしながら、そこに斜線を持ち込むことによって、いかなる方向にも拡張できる自由さを獲得したのが、八角形というジオメトリーである。このジオメトリーによって、富士山への正面性と、空中を回遊できる自由さとを両立させることができた。
地元静岡県産のヒノキ材を使って、このユニークなジオメトリーに、木の枝のような複雑性を与え、外の富士山と呼応する、森のようなインテリアを創造した。

​第2章 コンセプトを表現した造形

安藤忠雄:21_21 DESIGN SIGHT

地上1階地下1階の低層建築です。折り曲げられた巨大な鉄板の屋根が地面に向かって傾斜する独創的な造形の建物は、ほとんどのボリュームが地下に埋まっており、中に入ると外観からは思いもよらない空間が広がっています。地上階にはギャラリー3とショップ、地下階に2つのギャラリーと自然光がさしこむサンクンコートを擁しています。設計を手がけたのは建築家 安藤忠雄。三宅一生の服づくりのコンセプト「一枚の布」に着目し、一枚の鉄板を折り曲げたような屋根を考えました。この屋根のほか、日本最長の複層ガラスなど、世界屈指の日本の技術が結集されています。

21_21 DESIGN SIGHTの敷地は公共空地に囲まれています。この恵まれた周辺環境を壊すことなく、デザインの美術館としてその存在を主張するためには、どうすればよいかを考えた結果床面積の8割を地下に埋設することにしました。背後に立ち並ぶヒマラヤ杉に、しっかりと包まれるようにたたずむ建築をつくりたいと考えたのです。

​第2章 コンポジションからくる造形

隈研吾:ガーデンテラス長崎

プログラム構成上必要とされた、大きな箱、小さな箱、リニアなものという全く異なるヴォリュームをいかなる共通のアイデンティティで統合するかが、われわれの課題となった。そのアイデンティティとは、箱であり、しかも屋根でもあるという両義性であり、もうひとつは、木という自然素材で「作られた」-覆われたではなく- 建築というアイデンティティである。

最も大きなヴォリュームをもつ本館では、両側壁として立ち上がってきた壁が頂部で屈曲(inflection)として屋根へと変質している。屋根の下はソリッドではなく、細い柱とガラスの小箱からなるヴォイドとして解いているので、屋根性を高めること、すなわち全体としての両義性を高めることが可能となった。

もうひとつの「木で作る」ことに関していうと、巨大なヴォリュームにただ外壁や内装に木をたくさん用いれば木で作った建築になるわけではない。木という自然素材が宿命としてもつその小ささと、大きなヴォリュームとの間のギャップが大きすぎて、その木でその大きさが作られたようにはならない。そこで、木をパネル状にしてヴォリュームと木との中間的なスケールを創出した。この中間的スケールの木パネルで、大きなヴォリュームを構成することで、全体が木で「作られた」と感じられるのである。そのパネルのコンポジションと、窓のコンポジションとを連動するために、窓の大きさ、配置をランダムに導入し、開口、パネルを含んだ単位、粒子が、建築全体を「作っている」という身体感覚を生み出した。

 コンセプト ~

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