全国ケンコミ建築設計研究所
建築の基本要素の概念
建築系のアルバイトに様々な種類があります。自分の好きな仕事を探して
アルバイトを始めよう!建築の業界にはゼネコン、組織設計、アトリエの3つがあります。
それぞれ仕事の内容や給料、雰囲気などが全然違います。
自分に合ったアルバイトを探してアルバイトをしよう。
【必須1】 . エントリー期間 6月1日~8月1日23:59
ミース・ファン・デル・ローエ Ludwig Mies van der Rohe
ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエは、20世紀のモダニズム建築を代表する、ドイツ出身の建築家。ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトと共に、近代建築の三大巨匠、あるいは、ヴァルター・グロピウスを加えて、四大巨匠とみなされる。「Less is more.」(より少ないことは、より豊かなこと)や「God is in the detail」(神は細部に宿る)という標語で知られ、近代主義建築のコンセプトの成立に貢献した建築家である。柱と梁によるラーメン構造の均質な構造体が、その内部にあらゆる機能を許容するという意味のユニヴァーサル・スペースという概念を提示した。
Mies van der Rohe. Chicago. Plano / ミース・ファン・デル・ローエ
この自立壁は、内部と外部を分ける外壁にもなり、内部の間仕切にもなり、さらに外にまで延長して外部空間をも同じように分け隔てなく分節している。外部と内部の境界
一点目はガラスの二重線のことである。平面図左上に一箇所だけ、屋根を示す線と共に二重線が消失している部分がある。ここにガラスがないとすれば、この中庭は外部なのか内部なのか? それは一体どこまで拡がっているのだろうか? テゲトフは図面が未完成である可能性を指摘し、『ミース・ファン・デル・ローエ・アーカイブ』を編んだアーサー・ドレクスラーは何かの誤りであるとしている。ミースが意図してガラスを入れなかったとしたら一体どのような空間を想定していたのだろうと想像することの方が、はるかに空間の可能性が拡がる。
二点目は、煉瓦造田園住宅案の平面図の方には、どうしてもそこに住宅のスケールを読み取ってしまう手掛かりがある。それは暖炉と階段である。特に暖炉は、機能的なことだけでなく心的にも家の中心的な存在である。細長い四角形をした暖炉の黒い塊は平面図の真ん中に近い位置と右側のサービス棟の二箇所に配置されている。それらは図面の中でも重しのような存在として画面を引き締めている。このプロポーションや平面計画上の位置関係は、バルセロナ・パヴィリオンの平面図における光箱に近似しているので、じっと眺めていると暖炉がまるで光箱であるかのような錯覚を起こしそうになる。実際、暖炉はサンタクロースの通り道ではあるが、日常的にはここも「行けない場所」である。しかし、この図面の暖炉は全て黒く塗りつぶされていて、中までぎっしりと煉瓦で充填されているかのようなので、この点は光箱とは真逆の、光を通さない「行けない場所」である。黒い塊であるのは煉瓦の壁に同化しようとしているからであるが、そのプロポーションは観る者に暖炉と認識させるに十分であろう。この暖炉を通してわれわれは、自ずとこの図面の中に人のスケールを見定め、住宅としての空間を頭の中で想像するのではないだろうか。
【ミース・ファン・デル・ローエの 瓦造田園住宅案のパースと平面図の関係】
佐野潤一 著 - 2012【1】はじめに【2】残されているパースと平面図【3】パースと平面図にみられる不可解な問題【4】パースと平面図の関係及び平面図の出現経緯
【 ミース・ファン・デル・ローエの煉瓦造田園住宅案平面図に潜む黄金比について 】
佐野潤一 著 - 2012【1】はじめに【2】煉瓦造田園住宅案平面図に潜む黄金比【3】原平面図の 分析【4】再制作平面図の分析【5】煉瓦造田園住宅案の黄金比の意味
1929年のバルセロナ万国博覧会のドイツ館として建設された。一般向けの展示施設という訳ではなく、スペイン国王を迎えるためのレセプションホールであった。博覧会開会の1週間後にスペイン国王を迎えて、セレモニーが行われた。モダンデザインの傑作として知られるバルセロナ・チェアは、同館のためにミースがデザインしたものである。パビリオンは博覧会終了後まもなく取り壊され、鉄や石材は売却された。
トラバーチンの基壇を上がると、広い水面が広がっている。広い池の底には大きめの砂利が敷き込まれている。パビリオンの主要部分は、水平に長く伸びる薄い屋根を8本のスチール十字形断面の鉄柱が支える構造である。建築批評家のロビン・エヴァンスは空中に浮かぶ屋根を引き留めるために柱があるようだと称した。十字形とすることで細く見せ、また鏡面の仕上げとすることによってサッシのような目立たない物としている。構造から独立した石・ガラスの壁が構造の柱とは全てずらした位置に自由に配置され白い板が内部まで水平に入り込む。内部・外部にわたって流動的な空間を形作っている。ミースはこの数少ない壁で来場者の動線をデザインしている。石材はオニキス、緑色テニアン大理石、トラバーチンと高価な素材が使用されている。中心付近には最も特徴的なオニキスの壁がある。奥のガラスの先に三方をの壁に囲まれた水面があり、彫刻家ゲオルク・コルベによる裸婦像が置かれている。基壇の上に立つ8本の柱による規則的な構成はシンケルに代表される古典主義を思わせる。また、流動的な空間にはフランク・ロイド・ライトの、抽象的な構成にはデ・ステイルの影響が指摘されている。博覧会施設という性格上、自由に設計されたものであるが、同時期の住宅作品トゥーゲントハット邸(1930年)との共通点も多い。両作品の空間構成は後のユニヴァーサル・スペースにつながっていった。
【近代建築:抽象建築】
1.コンクリート構造の白い直方体建築 またその組み合わせの白い幾何学立方体。(サボワ邸 )
2.その展開で外壁を白くするのを止めて、打ち放しコンクリートとか、石を細かくして貼り付ける、幾何学立方体の組み合わせたグレー建築。(ラ・トゥーレット修道院)
3.打ち放しコンクリートに曲面を導入したもの。(ロンシャン礼拝堂)
4.鉄骨構造直方体の外壁をガラスカーテンウォールとしたもの。(現在最も普及している建築)
5.板壁による構成建築で最も抽象度の高い建築手法。(バルセロナパビリオン)
ここで解るのは1から4は立体の固まりの造形ですが、5は板の構成というところが大きく違っています。それはヨーロッパの建築観と、日本の面や線の構成の建築観との違いと見えます。https://mirutake.sakura.ne.jp/2011/56barclona1929/barclona0.htm